W杯審判コラム:審判ワールド |
今大会には、開催国カナダのJim Price氏をReferee-in-Chief(審判団長)とし、日本を含む11ヶ国40名の審判員が参加した。大会中審判員は、4ヵ国18名のAssessor(査定員)により技術の査定を受け、その評価を基に準決勝、決勝の舞台が割り振られる。そのため、審判というニュートラルな立場であっても技術を競い合っている。しかしその一方で、27歳から68歳と幅広い年齢層と世界中から集まった40人を越える大所帯が、試合以外の時間を共に過ごし、時にはビール片手にラクロスや審判についての語り合い、「審判ワールド」を作り1つの家族となっていった。 |
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開会式に勢揃い審判団。今大会参加チームでは一番の大所帯。
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今大会でReferee-in-Chiefを勤めたJim Price氏(カナダ)。
毎日炎天下の中、審判員とAssessorが試合に集中できるよう常に動き回ってくれた。
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毎朝のミーティングでは、Assessorから前日の試合についての講評と修正点の指示があり、午後からの試合に臨む。
Assessorは、過去の世界大会を吹いてきた大ベテランで、大会期間中は、自ら笛を吹くのではなく、審判員を外から見て技術を指導する。
この日の担当は、Mike Slattery氏(オーストラリア)。世界大会だけでなく、昨年のASPAC大阪大会等、二度の来日経験のある親日家。
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大会期間中ホスト国の一員として手配に奔走してくれたBlad Scibak(カナダ)。
02年に続いて今大会も決勝戦の審判を務めた世界的名審判員の1人。
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世界のトップレベルのUSA審判団。
前列中央のMatt PalumbはSyracuse大学時代にGait兄弟と同級生であり、1988年のNCAAトーナメントMVP、2回のAll Americanに輝いた元ゴーリー。史上初めて選手と審判でNCAA決勝の舞台に立ったことがある名選手にして名審判。
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宿舎内のダイニングルームは、「ClubScibak」と名付けられ毎日ラクロス談義が繰り広げられた。
*左から一人おいてDon Blacklock、Dave Cadwallader(カナダ)、Tim Howard(USA)、Simon Peach、Phil Long(イングランド)、Brian Huntly(カナダ)
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今大会最年長(68歳!!)のイングランドのPeter(左)とAssessorを務めた弟のRodney(右) Burns兄弟。
日々の合言葉は「Enjoy!!」。
頭が上がりません。
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大会期間中に必ず開催されるReferee's Dinnerには家族連れでの参加が基本。 |
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第2会場となったNorth London Fieldで行われたLiveを楽しみながらJim Price氏と談笑する源(日本)。
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ラクロスの仇とばかりEngland審判団に挑む日本審判団(左・田中、右・志水)。
結果は・・・本場の大ベテランには勝てません!?
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決勝戦が終わり、それぞれ帰途に着く。
「Hey, Buddy!!」といつも陽気なSean Murphy(USA)は、大会後に家族とカナダ旅行に。それを見送る仲間達。
(左から田中、志水、宮地、Murphy一家)
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