時々晴れ間が見える中、第11回全日本ユース選抜選手権大会・女子決勝戦が行われた。
今回会場となったのは、北海道余市のキロロリゾート森の広場であり、大自然の中、芝生のフィールドで行われた。天候は北海道らしく涼しかった。決勝戦に進んだのは、予選リーグ1位の関東選抜と予選リーグ2位の関西選抜。予選リーグでは関西選抜がリードした時間もあったが、4対2で関東選抜が勝利した。関西選抜は、決勝戦でリベンジを果たしたいところだ。
ドローで試合が開始され、激しいグラウンドボール争いの中、ボールを最初に保持したのは関西選抜。関東選抜がボールを奪い返し、#72小柳なつみ選手がシュートを撃つ。関西選抜は見事シュートセーブをしたが、パスミスにより再び関東選抜がボールを保持する。#9飯島史織選手の力強い1対1からのシュートで関東選抜が先制点を決めた。2本目のドローを制したのは関東選抜。両チームともファールやパスミス、ホールドミスが目立ち、シュートチャンスはあっても中々得点が決まらない。関西選抜は攻めの時間を長く使っていたが、得点にはつなげられず、関東選抜#9飯島史織選手のゴール裏からのカットインに#34竹内美代選手がアシストをし、関東選抜が2点目を決める。3本目のドローも関東選抜が制し、#2戸花夏緒里選手のカットインに#34竹内美代選手がアシストし、3点目を決めた。関東選抜は突き放しにかかった。3-0で関東選抜のリードで前半が終了した。
後半がスタートし、関東選抜#1音田有美選手がゴール前でパスをもらい、すぐシュートを撃ち4点目を決める。関西選抜は、速いボール運びで攻めたが、関東選抜の堅いディフェンスから得点を奪うことができない。#15河原崎美保選手のフリーシュートが決まり、5-0となる。関東選抜のボールの保持時間が長くなっていた。関西選抜のゴール前でのグラウンドボールの競り合いから関西選抜のオウンゴールで6-0となった。その後、関東選抜が2点を追加し、関西選抜はシュートチャンスを生かせず、日差しが強くなってきた頃に8-0で試合が終了した。
予選リーグから圧倒的な強さを見せていた関東選抜が勝利を収めた。関東選抜は他地区よりも正確なプレイで、得点を確実に決めていくことで、勝利することができたのだろう。
選手達には今大会での経験を生かし、今後の成長に繋げてほしい。そして活躍に期待したい。 |