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第11回全日本ユース選抜選手権・男子決勝戦

・日時:2009年7月5日(日)11:40試合開始
・場所:北海道 キロロリゾート森の広場グラウンド

関東vs東海関東vs東海
スコア
チーム
前半
後半
TOTAL
関東選抜
5
3
8
東海選抜
0
3
3
関東vs東海関東vs東海
得点者
関東選抜 東海選抜
渡邊太郎 (2)
佐々木亮太 (2)
大野塁 (1)
十亀龍 (1)
夏目聖也 (1)
-
牧野圭 (1)
-
藤原一平 (1)
-
井上巧大 (1)
-
上野裕人 (1)
-
関東vs東海関東vs東海
ゲームレポート

 第11回全日本ユース選抜選手権・男子決勝は、キロロリゾートのキレイな天然芝と、ジリジリという音が聞こえそうな太陽の下行われた。

関東vs東海関東vs東海

 試合開始のフェイスオフを制したのは、東海#1矢後裕之。直後自らスクープする。手早く回してシュートという良い流れをつくるも、得点はならなかった。開始5分、東海のスラッシングで関東の人数有利になる。その中で、関東#11大野塁がグラウンドボールを獲り、ゴール裏を経由してのインバートで得点した。
  その後も関東は、何度か東海にボールダウンさせるものの、ボールは東海が保持したままとなる。何度目かのパスで、#4夏目聖矢の左上からの軽くジャンプしたキレイなショットが決まる。本日三度目のフェイスオフもボールを制したのは関東だった。グラウンドボールで崩れた陣形の中、パスを受け取った#40牧野圭がそのまま得点する。
  開始11分、3-0と差をつけられた東海は、フェイスオフ後も何度かボールダウンはするものの、全て関東ボールとなってしまう。ボールを関東ゴールサイドに運ぶことなく、#14上野裕人、#22藤原一平、#99渡邊太郎、再び#14上野裕人にシュートを次々と撃たれる。その全てでチェイス、グランドボールが発生するが関東ボールとなる。そして、ついにゴール前で#99渡邊太郎が得点。東海は、カットにより関東の長いオフェンスを断ち切るもののチャンスに結び付けられない。その後も、何度か東海によるロングパスのカットなどゴール前での惜しいシーンは見られるが、なかなか得点に結びつかない。
  結局、東海は得点できずに4-0で後半へ。

関東vs東海関東vs東海

  ゴール前のグラウンドボールを東海が制し、そのままシュートにいける良い形が見られ、後半に期待がかかる。
  東海は、関東のイリーガルボディーチェックの反則により、一分間のエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。この機を逃すまいと、開始数秒で東海#6佐々木亮太が得点。東海は、今試合一点目を得た。流れをこのまま掴みたいところだ。東海は士気が上がったのか、前半に比べはるかにグラウンドボールの獲得率が上がったように感じられた。
  しかし、関東もグラウンドボールを獲ったと同時に、アタッカーへのロングパス、もう一度はたいて#22藤原一平がシュートを放つというシンプルな展開で、わずか数秒の間に先ほどの一点を取り返す。 その後クリア、グラウンドボールが連続する。
  先に落ち着いたのは関東。ゆっくりと回した後に発生したグラウンドボールをまたも獲り、陣形の崩れたところを狙って#53井上巧大が得点。東海も負けるまいと、パスミスから生じたグラウンドボールに関東が寄ってきたところをかわし、早めの展開からゴール前で#6佐々木亮太が得点。関東は、裏からのフィードで#53井上巧大がシュートを狙ったのもつかの間、表から#99渡邊太郎が得点。
  試合も残り4分であるが、決して関東はオフェンスの手は緩まない。再びグラウンドボールで勝つのは関東ばかりになってくる。東海のDFがボールマンのスティックを落とすナイスプレーも、結局ポゼッションは関東へ。グラウンドボールの連続の末、空いたスペースで #14上野裕人がダメ押しの一点を決める。残り二分強の中タイムアウト。
  再開直後、東海#12十亀龍が得点する。まだまだ差を縮めたい東海であったが試合は終了。8-3で関東の勝利となった。

関東vs東海関東vs東海

 ミドルなどはあまり見られず、いかに崩れたときのボールをものにするか、確実に得点するかが勝敗の分かれ目だったと思う。いい意味でセットオフェンスに頼らないユースらしさがあった。結果的には、関東が断トツで一位となったが、今後はどうなるかはわからない。各地区に期待したい。

 

Report:日本ラクロス協会広報部北海道地区・高橋岳志
Photo:日本ラクロス協会広報部北海道地区次長・前田浩一

 

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