3日間に渡って熱戦を繰り広げたキロロリゾート森の広場のグラウンドにて、第11回全日本ユース選抜選手権大会の閉会式が行われた。
まず始めに結果発表が行われた。男子の順位が7位から発表される。優勝は、関東選抜。発表とともに大きな歓声と拍手が沸き起こった。関東選抜は他を圧倒する速さとパワーから、2位以下を寄せつけず、優勝を勝ち取った。そして準優勝は東海選抜。いいプレイは随所に見られたが、関東選抜には及ばず2位となった。
続いて女子の結果発表が行われ、優勝は男子と同じく関東選抜。そして準優勝は関西選抜であった。関東選抜は速さとプレイの正確さが結果につながり、関西選抜はその堅い守りを崩すことができず、2位となった。
次に最優秀選手、優秀選手が発表された。男子の最優秀選手は関東選抜・渡邊太郎、優秀選手は東海選抜・川口大翔であった。また、女子の最優秀選手は関東選抜・小柳なつみ、優秀選手は関西選抜・藤原万里子であった。
結果発表の後、日本ラクロス協会強化部副部長の山本昌宏より、大会の総括と講評があった。特にユース選抜選手には、「今後、各地区で開幕を迎えるリーグ戦において、今大会の経験を生かして欲しい」とのエールが贈られた。
続いて、今大会の実施本部長・加藤慎吾より、円滑な大会運営に協力して頂いたこと、そして無事に大会を終えることができたことへのお礼の挨拶をもって、本大会すべてのプログラムを終了することとなった。
最後に、閉会式参加者全員で大会参加記念の集合写真を撮影して解散となった。
今年のユース選手権は北海道地区での開催であり、また空港から大会会場までの移動時間等の制約もあり、スケジュール的にはかなり厳しい大会であった。しかしながら、3日間ともに天候に恵まれ、各チームも大会運営に非常に協力的であったために、スケジュールどおりに大会を終えることができた。
また、今大会はリゾート施設での開催となったため男女同会場、そして宿泊も全チーム同宿舎となったのも大きな特徴であったと思う。初夏の北海道を満喫した選手達が日本を代表して、そして世界で戦える選手に成長することを願ってやまない。 |