女子準決勝・大阪会場 大阪国際大学(学生2位) vs Sibylla(クラブ1位) 日時:2009年12月13日(日) 11:00開始
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スコア
チーム 前半 後半 TOTAL 大阪国際大学 1 2 3 Sibylla 7 3 10得点者
大阪国際大学 Sibylla #2 牧野智紗 (3) #38 田島理絵 (3) - #14 亀岡真美 (2) - #34 増田絵利 (2) - #4 清野桂子 (1) - #7 高橋えり (1) - #19 佐竹郁美 (1) *()は得点数
審判
主審 山田章子 副審 五東幸子 中本真由美 奈良あゆみ
ゲームレポート 冬の肌寒い天候にもかかわらず、観客からの甲高い声援に包まれる中、第20回ラクロス全日本選手権大会準決勝戦が鶴見緑地球技場で行われた。学生2位の大阪国際大学(以下、大国)対クラブチーム1位のSibylla(以下、Siby)の戦いとなった。決勝戦進出を果たし、日本一を目指す大国が持ち味のスピードとチームワークで勝利をつかむのか。それとも最後まで決して諦めないSibyが去年の屈辱を果たし、日本一奪還を成し遂げるのか。
前半開始、Sibyが主導権を握り、立て続けにシュートを撃つが、大国ゴーリーの好セーブに阻まれる。しか
し、Sibyは粘り強い攻めで開始3分にして先制点をあげる。勢いに乗ったSibyは、素早いパス回しで大国を圧倒する。大国はファールが目立ち始め、Sibyに追加点を奪われる。その後も、Siby #34増田から#7高橋がアシストを受け、華麗なシュートを決め、観客を沸かせた。開始11分にして4-0でSibyがリード。しかし、大国も負けてはいない。チームタイムアウト後、Sibyからボールを奪い、力強い攻めを見せる。ゴール裏の#20森寺から#2牧野にボールが渡り、貴重な1点をあげる。だが、その後Sibyが2 得点をあげ、個人技術とチームワークの強さを見せつけた。7-1、Sibyがリードで前半終了。後半開始後、まずドローを制したのは大国。前半で点差をつけられた大国は、ここで一気に巻き返しを図る。ドロー直後、中盤の早いパスをつなぎ、#2牧野がシュート。しかし、惜しくもSibyのゴーリー#33小幡に阻まれる。逆にSibyは、大国の隙をつき、#4清野のアシストから#14亀岡がシュートを決める。なんかとチャンスをつかみたい大国は、#20森寺のアシストからの#33深本のシュート、#20森寺の1対1、#3相原の1対1、と立て続けにSibyのゴールを狙う。Sibyもそれに対抗し、サイドからゴール前へのロングパスを繋げ、#51目黒がシュートを撃つが、Sibyのファールにより惜しくも得点には繋がらない。そして、攻めの姿勢を崩さない大国が、#2牧野の左上からの1対1により、念願の2点目をSibyから奪った。この1点で火がついたSiby、この後ゴール裏を使った早いパス回しを活かし、大国ゴールを脅かす。#7高橋が、ゴール裏から中へ正確なパスを出し、それを#4清野がシュート。さらに3分後、#38田島が1対1で点を決める。しかし、開く点差にも関わらず、大国は闘志を見せ続け、試合終了2分前、#2牧野が右上から1対1でシュートを決める。このまま、試合は10-3で終了。Sibyが勝利をつかんだ。
Sibyが圧倒的な力を見せつけた試合であったが、最後まで攻め気を失わなかった大国に、会場は大きな拍手を送った。
Report:橋本真友里(京都大学)/桂千紗(京都ノートルダム女子大学)
磯部絢(神戸市外国語大学)/岡田里菜(京都工芸繊維大学)
Photo:日本ラクロス協会広報部関西次長・中山崇