Go To TOP PAGEJapan Lacrosse National Collegiate Championships 2009
第1回全日本ラクロス大学選手権大会

 第1回全日本ラクロス大学選手権大会・女子決勝

  大阪国際大学(関西学生1位) vs 東海大学(関東学生1位)

  日時:2009年11月29日(日) 11:30開始
  場所:東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場

大阪国際大学東海大学

スコア

チーム
前半
後半
TOTAL
大阪国際大学
2
2
4
東海大学
7
7
14

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

得点者

大阪国際大学 東海大学
#20 森寺麻衣 (3) #1 長山祐子 (3)
#33 深本志保 (1) #5 内野麻子 (3)
- #57 八木下葵 (2)
- #2 青木香菜子 (1)
- #3 橋本有香 (1)
- #4 吉本絵理彩 (1)
- #11 濱園千裕 (1)
- #12 今川万里恵 (1)
- #34 竹内美代 (1)

*()は得点数

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

個人賞

最優秀選手
#12 今川万里恵 (東海大学)
優秀選手
#20 森寺麻衣 (大阪国際大学)

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

審判

主審 野田淑子
副審 五東幸子
平野倫子
椎木絵理

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

ゲームレポート

 冬の寒さを感じ始める2009年11月29日に、記念すべき第1回全日本ラクロス大学選手権決勝戦が駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で行われた。決勝戦は、大差で南山大学に勝利した関西学生1位・大阪国際大学(以下、大阪国際)と、福岡大学との準決勝を接戦で制した関東学生1位・東海大学(以下、東海)の一戦。

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

 試合開始のドローはグランドボールの混戦となり、大阪国際が捕ったが、すぐに東海が奪い返し、試合開始1分も経たないうちに#1長山祐子選手が先制点を決めた。その後のドローは大阪国際が捕り、東海にボールを奪われるも、ゴール前に持ち込みシュートを撃った。さらに、東海のファールにより得たフリーシュートも失敗しまった。反対に、東海が左からクイックシュートで#3橋本有香選手が2点目を決めた。その後も東海がボールをキープし続け、フリーシュートを得た#11濱園千裕選手が3点目を決めた。東海ペースのまま、#5内野麻子選手がシュートを撃つもののインザクリースのためノーゴールとなってしまった。大阪国際のボールになるも、再び東海がボールを奪い返し、#1長山選手からのパスを#5内野選手が合わせ、4点目を決めた。ここまで東海がテンポ良く得点を決めてきたが、ここで互いに攻め合うも得点が決まらない状況が5分続く。ゴール前で混雑した状態の中で東海#5内野選手が5点目を決めた。ドローを開始した後、すぐに東海#2青木香葉子選手がセンターから速攻で6点目を決めた。ここまで、東海に大量得点を許していた大阪国際だが、ここにきて反撃を始める。

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

 大阪国際は、ゴール前で東海のフリースペース・トゥ・ゴールの侵害によるファールでフリーシュートを得るものの決めることができなかったが、#55内村麻由佳選手が左下から、中央にいた#20森寺麻衣選手にパスを出し、シュートが決まり1点目を得点した。だが、3分後にすかさず#12今川万里恵選手が中に切り込んでパスをもらい、そのままシュートを決め、東海に7点目が入った。ここで大阪国際は焦らず、ゴール前で綺麗にパスを回して、#55内村のパスを#33深本志保選手が2点目を決めた。その華麗なプレーに観客がどよめき、拍手が起こった。大阪国際が反撃を始め、華麗なプレーを見せたところで前半が終了した。

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

 後半開始直後、東海がドローを捕り、フリーだった#5内野選手が中央からシュートを決め8点目となった。そこで負けじと大阪国際も速くパスを回し、右上から#20森寺選手がシュートを決め3点目を得た。後半開始1分以内に1得点ずつ決まるという速い展開となった。その後6分互いに攻め合うも点が決まらない状況が再び続く。東海がダウンボール捕り、#5内野選手が左から中へ#1長山選手にパスを回し、そのままシュートし9得点を決めた。そのまま東海は波を持ったまま攻め続け、プッシングのファールで得たフリーシュートは決まらなかったものの、その後DFに流されながらも#1長山選手がピンポイントにバウンドシュートを決め、速攻で#57八木下葵選手がシュートを決め、立て続けに2点決まった。そこで、すかさず大阪国際は、タイムアウトを要求した。

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

 タイムアウト後も、東海の波は変わらず積極的に攻めていくが、なかなか決まらず反対に大阪国際のゴール前で角度のないところからのパスに#20森寺選手が合わせ、4点目を決めた。その後、東海はゴール前で安定したパス回しをし、1対1でDFを引き付けフリーになった#34竹内美代選手が12点目を決めた。その後、東海#57八木下選手がボールマンがトップの状態でシュート決めるかと思われた瞬間、大阪国際のゴーリーが飛び出しデンジャラスチェックをしたため、ゴーリーがいない状況でフリーシュートという有り得ない状況になってしまった。そこは#57八木下選手が落ち着いて13点目を決めた。その後も東海#3橋本選手の裏からの1対1を止めるために、大阪国際#39竹村真理恵選手がナイスDFを見せたが、イエローカード2枚目が提示され退場となってしまった。東海が有利な状況は続くが、観客からの大阪国際への応援は高まった。ここで大阪国際はタイムアウトを要求し、立て直そうと試みたが、大阪国際のパスミスを東海#4吉本絵理彩選手が14点目を押し込み、ここで試合終了となた。

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学

 大阪国際のナイスプレーが多く見られたが、東海の決定力とセーブ力の方が上回っていた。イエローカードが続出し、ゴーリーがゴールサークル内にいないフリーシュートなど波乱な展開が続いたが、第1回全日本ラクロス大学選手権は圧倒的な強さで関東学生1位の東海大学が、関西学生1位の大阪国際大学を14対4で下し、初優勝を飾った。

大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学大阪国際大学vs東海大学
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Report:勝又麻美(成蹊大学)
Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
Photo:日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・小城崇史

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