第22回関東学生ラクロスリーグ戦・男子決勝戦
早稲田大学[Aブロック2位] vs 一橋大学[Bブロック2位] (男子一部リーグ)日時:2009年11月15日(日) 14:00試合開始
場所:東京・駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場スコア
チーム 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL 早稲田大学 0 2 0 3 5 一橋大学 2 2 2 2 8得点者
早稲田大学 一橋大学 #55 小林洋二郎 (3) #5 吉野利宏 (3) #7 中島壮一 (1) #7 辻拓也 (2) #6 大崎雄新 (1) #25 岩崎誠 (1) - #59 片山洋希 (1) - #9 河邑亮太 (1) *()は得点数
ゲームレポート まさにラクロス日和。決勝戦にはふさわしい秋晴れの中、試合開始のホイッスルが響き渡った。
第1クォーターは、圧倒的な一橋ペースだった。ゴール裏からの攻撃を徹底し、ピックやサブマリンを繰り返した。すると10分、一橋#7辻がゴール裏からゆっくりパイプラインを越え、ロールダッチをしてシュート成功。一橋が徹底していた攻撃で確実に得点を決めた。一方、早稲田は、第1クォーターは3本のシュートしか撃てず、なかなか流れを作れなかった。ディフェンスでもファールが多く、一橋は早稲田のウィークポイントをうまくついた攻撃であった。終了間際に一橋は、もう1点を追加し、2-0でこのクォーターを終えた。
第2クォーターに入るとすぐに、前のクォーターの流れを崩すまいと、一橋#59片山がシュートを決めた。一方、早稲田も早稲田らしいラクロスが見られた。早稲田#55小林を中心にカウンターからパスを回し、果敢にシュートを放った。開始10分、早稲田#55小林がランニングシュートを決め、16分にもアシストを決めた。一橋は圧倒的な早稲田ペースにはさせず、幾度となくストーリングを取られてもオフェンス時間を長くした。このクォーターは、4-2で一橋リードで前半が終了した。
第3クォーター、お互いクロスチェックに引っかかり、アンスポーツマン・ライク・コンタクトのファールとして3分間、9人対9人で行われた。開始2分、一橋がホールディングのファールを取られ、早稲田は1分間のエキストラマンオフェンスを獲得した。しかし、このチャンスでパスミスをしてしまった。ここで確実に決めていたら、全く違う試合展開になっただろう。一方、一橋は開始10分、13分に得点を決め、6-2でリードを広げ、このクォーターが終了した。
第4クォーターに入ると、両チームとも最後の力を出しきった。一橋2点、早稲田3得点と、この試合一番の盛り上がりとなった。一橋は#7辻がシャットされ、徹底していた攻撃が出来なかった。それでも早稲田の天馬ディフェンスの崩れた所を確実に決め、2点を追加した。一方、早稲田はゴール前までは行くが、決定的なシュートに対して、一橋ゴーリー#4小池が好セーブを連発。早稲田は最後までリードを奪えなかった。試合を通して安定した攻撃を繰り返した一橋が、8-5で試合を決め、優勝を勝ち獲った。
至11月28日に行われる第1回ラクロス全日本大学選手権でも、安定した試合展開を期待したい。
Report:保屋野泰昌(大東文化大学)
Photo: 日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
Photo: 日本ラクロス協会国際部長・鹿内映里