雲一つなく晴天に恵まれた今日、第20回記念関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3決勝戦が長居球技場で行われた。大阪国際大学(以下、大国)対同志社大学(以下、同志社)との戦いとなった。大国は関西二連覇を達成できるのか、対する同志社はリーグ3位からの逆転優勝を果たすことができるのか。
前半開始1分、早くも大国#20森寺が鮮やかな1対1で先制点を決めた。その3分後、大国#20森寺からのアシストにより、#33深本がクイックでシュートを決め、ボール運びの速さを見せつける。一方、同志社も果敢にゴールに向かうが、得点にはつながらない。さらに、大国に得点を許し、ここで1度目のチームタイムアウトをとる。このタイムアウトで立て直しを図りたい同志社だが、流れをつかみきれず、大国が立て続けに4得点をあげる。特に、大国#20森寺の華麗なスティックワークは、同志社のDFを翻弄した。本日#20森寺は前半18分にして4得点目である。この時点で同志社は無得点であったが、ボールへの執着心は失わずゴールに向かい続け、ついに前半終了間際、同志社#20藤高が1対1でシュートを決め、前半は7-1の大国のリードで終了した。
後半開始、ドローを制したのは大国。またしても大国は、開始早々に#33深本の裏からのアシストを#2牧野が決め、スピーディーな試合展開が繰り広げられる。同志社もこれに負けじと攻めの姿勢をみせるが、パスミスや大国のゴーリーセーブによりネットを揺らすことができない。逆に大国は後半7分、同志社DF陣の隙をついて、大国#3相原がゴール前に飛び込み、鮮やかなシュートを決める。その後、なかなか得点を決めることができない同志社は、後半14分過ぎに2度目のチームタイムアウトを取る。タイムアウト後、同志社が流れを変えたのか、#33赤井が1対1で貴重な追加点をあげ、10-2。ここから盛り返したい同志社は、何度も大国のゴールへシュートを撃つ。特に、#33赤井の闘志あふれる1対1と鮮やかなスティックワークは、観客を沸かせた。ここで思わず大国がチームタイムアウトをとる。しかし、その後大国は何度もファウルをし、同志社に攻めるチャンスを与えてしまう。同志社はそこでチャンスを活かしたいところだが、大国のDFは厚く、なかなか得点につなげることができない。だが、遂にノータイムで#20藤高が本日2得点目をあげた。そして、そのまま10-3で大国が勝利をつかみ、第1回全日本ラクロス大学選手権への切符を手にした。 |