8月のさわやかとした空の下、第20記念関西学生ラクロスリーグ戦開幕戦が長居球技場にて行われた。対戦カードは昨年度ファイナル3決勝と同じく京都大学(以下、京大)対立命館大学(以下、立命館)。前回大会王者の京大が貫録をみせるか、立命館が雪辱を晴らすか。両チームの熱き思いが交錯する中、ホイッスルが鳴った。
第1クォーター、お互いミスの目立つ出だしとなった。そこから立命館1対1から流れを掴み、果敢にシュートを撃つ。しかし、京大の堅実な守りに立命館がタイムアウトを取る。その後、エキストラマンオフェンスを活かし、京大#7中西の豪快なシュートで先制点を取る。なんとか流れを掴みたい立命館も連携のとれた1対1で、#10粟田のシュートが決まり3-1。緊迫したムードで第1クォーター終了。
第2クォーター。序盤は京大、立命館共にポゼッションをし、均衡状態が続く。しかし、立命館#5梅原のトリッピングにより、京大がエキストラの権利を得る。早いパスをつなぎ、最後は#7中西のシュートが決まり、京大が追加点。この後京大#53坂井、#16野村のシュートが立て続けに決まり6-2となる。完全に京大ペースだと思われたが、自陣でボールを奪った立命館#37小木曾がそのままゴールに向かいシュートを決める。その後、両チームともエキストラマンオフェンスの権利を得るも、得点は決められず、6-3で第2クォーター終了。
第3クォーター、開始早々グラウンドボールを京大が制しブレイクをかけるが失敗してしまう。それを立命館が見逃さず速攻でゴールに襲いかかるも失敗する。それでも果敢に京大のゴールに向かっていくが、1点が奪えない。ここから京大の猛反撃が始まる。積極的に1対1で立命館のゴールに迫っていく。あと一歩のところでミスが続き得点できなかったが終盤、ついに京大#53坂井がトップから強烈なミドルを決め、流れが完全に京大に向いたところで第3クォーター終了。
第4クォーター、両チーム共に疲れが見え始め、思うように足が動かず攻めが乱れる。しかし、京大#7中西や#41西上による鋭い1対1により、さらに得点を重ねる。それに負けじと立命館も怒涛の攻撃を見せるも、京大#29菊池によるゴーリーセーブで流れを立命館に譲らない。しかし、立命館#5梅原が意地の1点を決めた。結果として10対3で京大が勝利した。
結果として、京大が昨年王者のプライドを見せる試合となったが、立命・京大共に今後もさらなる躍進を期待したい。
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