日時:2009年6月28日(日) 16:30試合開始
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場
男子試合:日本代表 vs 米・西海岸大学選抜(USA-West)スコア
チーム 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL 日本代表 2 0 2 3 7 USA-West 3 3 3 3 12
ゲームレポート 雨の中、大井ふ頭中央海浜公園第二球技場で男子日本代表対US-Westの試合が開催された。
US-Westは、男子U22日本代表とAsia Pacific Lacrosse Tournament(以下、ASPAC)で対戦し、13対15で勝利したチーム。非常にまとまりがあり、基本に忠実なチームである。
今回、日本代表は7月4日からのオーストラリア遠征を控え、重要な国際マッチであり、来年のワールドカップでの勝利につながるチャレンジを実践したいところ。立ち上がり、日本代表のディフェンスはボールを奪う為のチャレンジがかみ合わず連続失点。奪う準備が事前にできないことから、あと半歩分の奪えるエリアを広げられず。ボールを思うように回される。オフェンスも良いリズムで逆サイドの空いたスペースにボールを運ぶもなかなかシュートが入らない。前半は、第1クォーターを2対3と競り合うも、第2クォーターでオフェンスが上手くかみ合わず無得点で、2対6。
後半になり、徐々にディフェンス陣、特に#6畠山選手を中心に奪うシチュエーションが多くなる。そして、ASPACから帰国後、パフォーマンス十分のU22日本代表選手でもある#19壷井、#15本下、#11金澤が積極的に攻める。第4クォーター、ようやく攻守がかみ合い始め、#9開、#3継、#11金澤と連続得点するが、時すでに遅しと7対12でタイムアップ。
男子日本代表チームが決して負けるような相手ではないが、新たなチャレンジした結果のLOSE。12失点以上に7点しか取れなかった事が課題と言えよう。確かにボールも人も動き、未来の日本ラクロスの一端も垣間見れた。ただ、「ゴールに向かいながら」ボールも人も動くからこそ活きる戦術である。どれだけ考えを深堀りし、共有できるかが、精度の高いラクロスを見せられるかのポイントであるだろう。
これから7月4日からのオーストラリア遠征で今回の課題を改善できるか。今後の男子日本代表チームに、大いに期待したい。
*写真をクリックするとより鮮明な画像で御覧になれます。
Report:2009年男子U22日本代表ヘッドコーチ・菅井毅
Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満