Go To TOPPAGE Japan Lacrosse National Championships 2008

第19回ラクロス全日本選手権大会第19回ラクロス全日本選手権大会

日時:2008年12月14日(日) 11:00試合開始
場所:大阪・鶴見緑地球技場

女子準決勝戦 大阪国際大学(関西学生1位) vs FUSION(クラブ1位)

大阪国際大学vsFUSION大阪国際大学vsFUSION

スコア

チーム
前半
後半
TOTAL
大阪国際大学
3
2

5

FUSION
4
6
10

大阪国際大学vsFUSION大阪国際大学vsFUSION

得点者

大阪国際大学 FUSION
#15 新田恵 (2) #2 能村佐知子 (3)

#26 岡本千尋 (2)

#58 山田幸代 (3)

#55 内村麻由佳 (1) #3 前島光紗 (1)
- #15 三浦朝 (1)
- #18 藤倉由加里 (1)
- #40 浅倉祥子 (1)

*()は得点数

大阪国際大学vsFUSION大阪国際大学vsFUSION

審判

主審
椎木絵理
副審
山田章子
森山さやか
阿部祐子

大阪国際大学vsFUSION大阪国際大学vsFUSION

ゲームレポート

 冬の冷たい風が吹く中、第19回ラクロス全日本選手権大会準決勝戦が鶴見緑地球技場で行われた。昨日に引き続いて持ち前のプレイスタイルで全員で決勝まで勝ち進みたい大阪国際大学(以下、大国)対、初出場で1勝を挙げ、このまま勢いに乗りたいFUSION(以下、FUS)の試合が行われた。

大阪国際大学vsFUSION大阪国際大学vsFUSION

 試合開始ドローを制したのは大国。速く早いオフェンスで攻めたいところだが、パスミスが目立ちFUSボールとなる。開始3分、FUSの#58山田が11メートル内からのアピールでパスをもらい、そのままゴールに吸い込まれた。開始早々、社会人チームとして瞬発力の良さを見せた。この後もFUSボールが続くが、大国は反応の良さを生かしてインターセプトするも、焦りからかボールをゴールまで運べない。大国のゾーンディフェンスの隙を見て、#58山田、#18藤倉が続けて得点を挙げ、差をつける。これ以上点差をつけられてはいけない大国はどう攻めてくるのか。体の張ったディフェンスや積極的なインターセプトでボールを奪った大国は、クリアからの速いパス回しから、#55内村が1対1で勢いのあるシュートを放った。大国ベンチと観客席をお祭り状態にさせ、大国魂を見せつけた。流れにのった大国は、#2牧野が1対1で攻めると思いきや、ゴーリーの意表をついたパス回しで見事に相手の視野を奪い、#15新田がゴール裏から飛び込みサイドスローで誰もが予測しなかったシュートを決めた。その後、FUSがフリーシュートで点差を広げた。前半残り数分、大国#26岡本が倒れ込みながら執念のあるシュートを撃ち、3-4で前半が終了した。

大阪国際大学vsFUSION大阪国際大学vsFUSION

 後半開始2分、FUS#2能村が速攻で決める。そのわずか2分後、FUSのパスカットからロングパス、飛び出した#40浅倉が矢のようなシュートを決め、大国を一気に突き放す。ここで大国のタイムアウトを取るが、後もFUSの勢いは止まらない。大国は連続で3点を奪われ、3-9。大国最後のタイムアウトを使う。ここから大国の底力を見せてくれるのか。しかし、直後のドローを奪われ、さらに1点を決められる。これで火がついたか、大国がドローを奪い、#3相原から#26岡本へのパスが通り待望の1点。ペースに乗ったか、#15新田がディテイニングを受けながらも角度のないところからのシュートが決まる。FUS#8岡村にイエローカードが出され、ここでFUS初のチームタイムアウトを取る。この時点で5-10。流れは大国。残り時間わずか、果敢に攻めるが点には至らず、自らのミスでFUSにチャンスを与えてしまう。2本のフリーシュートを大国のゴーリー#28河本が素晴らしいセーブを見せる。大国のディフェンスの粘りにより、FUSはゴールを奪えない。攻め返したい大国、しかし、ここで惜しくも5-10のまま試合終了。

大阪国際大学vsFUSION大阪国際大学vsFUSION

 FUSの技に魅せられたが、大国のチームワークは確実に関西一と言える。どちらも全力でぶつかり合い、素晴らしい試合であった。

 

Report:沼田恵梨子(神戸松蔭女子学院大学)/八尾美佑紀(京都工芸繊維大学)/
外山佳奈(武庫川女子大学)
Photo:日本ラクロス協会広報部関西次長・中山崇

 

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