日時:2008年12月13日(土) 13:30試合開始
場所:東京・江戸川区臨海球技場女子1回戦: 東京女子体育大学(関東学生1位) vs 愛媛大学(学生四地区1位)
スコア
チーム 前半 後半 TOTAL 東京女子体育大学 6 713
愛媛大学 2 1 3得点者
東京女子体育大学 愛媛大学 #3 出井友香里 (3) #17 村田実佳 (1) #17 福井真菜 (3)
#21 阿部由佳 (1)
#5 江川順子 (2) #24 稲田奈津子 (1) #8 坂本恵 (2) - #25 柿沼千月 (2) - #4 伊藤咲 (1) - *()は得点数
審判
主審 高久朋香副審 平野倫子 国広正子 丸山実奈子ゲームレポート
12月13日、第19回ラクロス全日本選手権大会女子第1回戦が寒空の中行われた。
対戦カードは、今年度関東学生王者となった東京女子体育大学(以下、東女体)対、中四国リーグ初優勝とともに全日本選手権初出場となる愛媛大学(以下、愛媛)のである。試合開始のホイッスルが吹かれ、ドローが上がる。この試合の先制点を奪ったのは愛媛だった。東女体がドローからの速攻でカットインシュートを放つも、愛媛#32柴田選手はこれを阻み、その後丁寧にゴール裏まで運び愛媛は#21阿部選手が初得点を決めた。続いてのドローも東女体が奪うものの、得点に繋げられずターンオーバー。愛媛#17福井選手のフリーシュートにより開始5分で0対2で愛媛リードとなる。
3本目のドロー、このまま勢いに乗りたい愛媛。しかし、ここから東女体による巻き返しを始まった。ゴール裏を使ったテンポの良いボール回しで愛媛の堅いゾーンDFを崩し、鋭いカットインで一瞬の隙を突く。そこへ出された東女体#5江川選手の絶妙なフィードパスでゴールを割り等、得点を重ねて4対2と逆転。さらに東女体#4出井選手、#17福井選手がトップからスピードにのった1対1を仕掛けて混んだ相手DFをかわし得点を決め、6対2で前半は終了した。後半開始からわずか30秒、#17福井選手がゴール左上から見事なシュートを決め7点目とする。続いて#25柿沼選手、#8坂本選手がゴーリーの体際を突くシュートを決め、前半逆転の立て役者となった#5江川選手も自ら追加点を奪い、10対2。点差をさらに離しにかかった。愛媛も#32柴田選手が体を張ってゴールを守り、#63西村選手を起点に粘り強くチャンスを作り出すが、東女体の厳しいDFにより、なかなか相手ゴールまで運ぶことができない。愛媛#24稲田選手が、東女体のゴール前のファールによりフリーシュートを決め1点返すものの、その後も試合の流れを取り返すことはできず、さらに3得点を重ねることを許し、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
試合終了後のインタビューで、#5江川選手は「出だしが遅かった。次の試合は出足から圧勝し、必ず大阪へ行く。」と次に向けての意気込みを話してくれた。
今回の試合は、双方の一球のボールに対する執着心、最後までチーム一丸となって戦い抜く姿が印象的だった。続く準決勝戦も白熱した試合を期待したい。
Report:山崎瞳(東京女子大学)
Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
Photo:日本ラクロス協会国際部・鹿内映里