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第19回関西学生ラクロスリーグ戦・女子ファイナル3準決勝

同志社大学 vs 関西学院大学

日時:2008年11月16日(日) 11:00試合開始
場所:大阪・金岡公園陸上競技場

同志社大学vs関西学院大学同志社大学vs関西学院大学

スコア

チーム
前半
後半
延長
合計
同志社大学
3
5
0
8
関西学院大学
4
4
1
9

同志社大学vs関西学院大学同志社大学vs関西学院大学

得点者

同志社大学 関西学院大学
#10 浅井美帆 (3) #24 山本千恵 (3)
#20 藤高彩 (2) #37 渡邊千絵美 (3)
#23 一柳好恵 (2) #95 上坂佳菜 (2)
#14 新里那美 (1) #22 松崎未佳 (1)

*()は得点数

同志社大学vs関西学院大学同志社大学vs関西学院大学

ゲームレポート

 あいにくの雨の中、第19回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3準決勝が金岡陸上競技場で行われ、同志社大学(以下、同志社)対 関西学院大学(以下、関学)の戦いとなった。両チームとも誰にも止められない勢いで攻め、チーム全員で勝ちにいくことを目標にしている。

 試合開始のドローを制したのは関学。早くも開始3分、同志社のファウルにより関学#22松崎のゴーリーの足元を狙った鋭いシュートで先制点を決めた。このままの流れにのって点を決めていきたい関学は、シュートチャンスが何度かあったが、同志社の堅いゾーンDFによりなかなか追加点を決められない。その後、同志社#23一柳が1対1でDFにつかれながらも華麗なクロスワークで1点を取り返す。やはり両チームとも決勝に向けて一歩も譲らない。関学#95上坂のフリーシュートにより、ゴールに突き刺さるようなスピードのあるシュートでゴールネットを揺らした。続いて同志社も負けじとゴールに突き進み、同点まで追い上げる。関学は勢いのある1対1で#24山本が決めるが、同志社#20藤高もフリーシュートにより点を決め、両チームともファイナルに向けて強い思いが伝わってくる。ゴール前での早いパス回しでシュートチャンスを狙う同志社だが、#6阪本のイエローカードで惜しくもチャンスを逃してしまう。残り数分、関学#37渡邊は同志社のゾーンDFを上手く崩し、1点追い上げる。後半に向けてなんとか点を繋げたい同志社、関学の好セーブによりシュートが決まらず、3-4で関学のリードで前半が終了した。

同志社大学vs関西学院大学同志社大学vs関西学院大学

 興奮覚めやらぬまま後半が始まった。1点を追う同志社が開始2分、#14新里がゴール裏からの1対1で決め同点。引き続き同志社ボール、ここでトリックプレーが飛び出した。ゴール裏で同志社側の選手2人が同時に1対1を仕掛けた。失敗に終わったが、おもしろいプレーが見られた。同志社のフリーシュートが決まり5-5。同志社の勢いに関学はやや押されぎみのようにみえた開始10分、ここで関学がたまらずタイムアウト。シーソーゲームを制するのはどちらか。タイムアウト後、関学#37渡邊がアシストし、#95上阪が矢のようなシュートを決め、これで悪夢を振り払ったか、もう1点関学が追加点をあげ、5-7と関学リードで同志社がタイムアウト。今度は開始直後、ドローを制した同志社#10浅井が気迫のシュートを決め、その後もう1得点。追い上げてくる同志社に関学がファウルを誘われ、フリーシュートを決められてしまう。ここで関学のタイムアウト。どちらのチームもタイムアウトのタイミングが絶妙である。残り1分、同志社#10浅井がゴール裏で、関学#80豊島へのファウルでイエローカードが出て関学ボール。残り30秒、なんとここで関学#37渡邊がフリーシュートを決め同点となるが、ドロー直後、同志社がボールを制すが惜しくも後半終了。サドンビクトリーへと続く。

同志社大学vs関西学院大学同志社大学vs関西学院大学

 全身全霊をかけたサドンビクトリーの笛が鳴る。1本目のドローを取ろうと激しいグラウンドボールの取り合いが繰り広げられた。ここで関学のプッシングにより同志社ボール。放たれたシュートは、関学#80豊島のナイスセーブにより救われる。どちらもディフェンスが堅く点を決められず、コートチェンジ。応援席側から「1本集中」の声。極度の緊張か、クリーピングにより関学ボールになり#37渡邊が皆の気持ちをのせ放ったシュートはゴールネットを揺らした。8-9、泣き崩れる同志社を背に関学が決勝へと進む。

同志社大学vs関西学院大学

 会場が一体となり手に汗を握り、見る者を熱くする試合であった。

 

Report:沼田恵梨子(神戸松蔭女子学院大学)/外山佳奈(武庫川女子大学)/
八尾美佑紀(京都工芸繊維大学)/村上遥香(京都ノートルダム女子大学)
Photo: 日本ラクロス協会広報部関西次長・中山崇

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