昨日よりも暖かい日差しが心地よい今日、第18回ラクロス全日本選手権大会準決勝が鶴見緑地球技場で行われた。2連覇を目指し、チーム一丸で戦ってきた全国クラブ1位のMISTRAL(以下、MIS)対、一回戦で東海学生1位の南山大学を下し、準決勝まで登り詰めた同志社大学(以下、同志社)の戦いとなった。
始めドローを制し、開始40秒でMIS#11和田が早くも先制点を決めた。MISは早いパス展開で最初から有利に試合を進めていく。焦った同志社はファウルを犯し、MISにチャンスを与えてしまう。#11和田は、それをすかさずシュートし、2点目を得点した。しかし、その後のドローを同志社が制し、パスを素早く繋げ、#10浅井がDFを抜き去り、1点目を獲得した。同志社はパスミスが続き、ゴール前までボールを運ぶことが出来ない。しかし、MISが確実にグラウンドボールを獲り、余裕を持った攻撃を仕掛けていく。開始11分、#46長岡が華麗なジャンプシュートを魅せ、観客を沸かせた。グラウンドボールを獲り、攻撃につなげたい同志社だが、MISがボールの主導権を譲らない。開始15分、#11和田のアシストから#77難波が4点目を挙げた。その後のMISのシュートをチェイスし、ボールを取り戻した同志社は、#10浅井のゴール裏からのアシストから#22青木が2点目を決めた。盛り返したい同志社だが、ファウルが続き流れに乗ることが出来ないまま、4-2のMIS優勢で前半終了。
なんとしても点を決めたい同志社は、粘り強いDFでゴール前にMISを寄せ付けない。後半開始2分、MISのファウルからフリーシュートの権利を得た同志社#22青木は、正確にシュートを決めた。逆転を狙う同志社は、次のドローを制し、#51上原がシュートをするも、惜しくもゴーリーの好セーブに阻まれる。MISはクリアーを綺麗に繋げ、素晴らしいパス回しから一気に5点目を奪った。その直後、#11和田は、#46長岡のアシストから目にも留まらぬ速さでシュートを叩き込んだ。MISは全員が攻撃に参加し、ゲーム展開を有利に運び、次々と得点を重ねていく。同志社は、#22青木のインターセプトにより、ボールを取り戻すが、MISの激しいプレッシャーから、ボールの獲り合いが続く。#63三島の攻撃的なディフェンスにイエローカードが提示され、同志社がボールを持つが、すぐにMISはボールを取り返す。後半開始15分、#12上井が9点目を挙げ、同志社を圧倒する。MISは続けて5点を奪い、さらに引き離していく。後半終了2分前、MISのファウルから、フリーシュートの権利を得たが、得点に結びつかない。しかし、諦めない同志社は最後まで攻撃の手を緩めず、#10浅井が一人でMISゴールに攻め込み、シュートを放つが決まらず、ここで14-3のMIS勝利で試合終了。
MISは貫禄を見せつけ勝利を治めたが、同志社も素晴しい健闘を見せた。江戸川区陸上競技場での決勝戦もMISの華麗なプレイを期待したい。 |