後半開始直後、ゴール近くのダウンボールを自分のものとしたU23CAL。#18Kinsley O'Garrowによる俊足を活かしたゴール裏からの鋭いシュートが決まり、U23CALの初得点となった。
その勢いに乗ったU23CALは果敢に攻めるが、U23関西のゴーリーがインターセプトを狙い失敗したゴーリー不在のチャンスを逃し追加点を決めることが出来ない。
逆にU23関西#11飛澤園子がファウルのチャンスでフリーシュートを決めた。続いてブレイクのチャンスも逃さず確実に点を重ねるU23関西。負けていられないU23CALの#18 Kinsley O'Garrowがここでも俊足を活かし4人抜きでシュートを決める好プレイを魅せてくれた。
徐々にプレイも白熱し、激しいチェックのしあいが行われ、U23関西にファウルが取られる。ここでU23CALはフリーシュートを決め2点を追加する。押され気味のU23関西はたまらず、タイムアウトをとる。チームを盛り上げようとゴーリー#25岩本朋子の好プレイが続く。
ダブルファウルやパスミスなど両チームに疲れが見え始め、なかなか点が追加される事がない。そんな中、会場を沸きあがらせたプレイが#10井倉涼子から#11飛澤園子への大きなサイドチェンジのパスを繋げてのシュート、#21浅井美帆のロングシュート、フリーを存分に活かした素早いパス回しでの#6児島麻友美のシュートである。残り5分で5点差を埋めたいU23CALはタイムアウトをとる。しかし、U23関西の勢いは止まらず、遅攻でのシュートも決めた。
この試合最後の得点となる#21浅井美帆の的確なコースを捉えたロングシュートで11-4となった。U23CALも諦めることなく攻めるがシュートが決まらず試合終了となった。
U23CALは細かく正確なパスを裏まで繋ぎ、#18 Kinsley O'Garrowのインカットを活かす攻めが多く見られた。それに対してU23関西は、ゴーリーの素早いクリアーからの速攻も数多いインカットを狙った遅攻など、幅広い攻めが見られた。
それが今回の勝因ではないだろうか。
また、雨で滑りやすく、クロスの感覚も違うためボールが地面に落ちる事が多く見られた。激しいダウンボールの取り合いや、取った後の攻めに会場は大いに魅了された。
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