第9回ラクロス全日本クラブ選手権男子1回戦、HELP(西日本リーグ1位)対VALENTIA(東日本チャンピオンリーグ2位)の試合が舞洲運動広場にて開催された。
まず先制したのはVALENTIA。開始5分、#12末木のシュートで先制点を奪った。この流れに乗ってVALENTIAがペースをつかむのかと思われたが、そうはさせじとHELP#31大東が11分、15分と立て続けに得点し、逆転に成功する。ここで第1クォーターが終了。2-1とロースコアの展開で2クォーターを迎えた。
2クォーターに入ってもお互い得点が入らず、じりじりとした展開が続く。そんな中、VALENTIAがHELPの一瞬の隙をつき、#51高橋のフィードを#11開が鮮やかにHELPゴールに流し込み同点に追いつく。その後両チームとも1点ずつを取り合い、3-3の同点でハーフタイムとなった。ここまではまさにHELPの望んだ展開と言って良いだろう。このままVALENTIAの攻撃をしのぎ続けるかが後半の鍵となる。
しかし3クォーター、試合の流れがついに動き始めた。徐々にVALENTIAが流れをつかみ始め、HELPゴールに襲いかかる。しかし、それをHELPゴーリー#8林がことごとくセーブしゴールを割らせない。だが、いかに好セーブを連発しようとも、傾きかけた流れを止めることは出来なかった。3クォーター10分過ぎからVALENTIAが立て続けに4点を奪い7-3。一気に引き離しにかかる。一方HELPも追いすがろうとするが、なかなかシュートまでも持っていくことが出来ず、このクォーター無得点。この試合唯一流れが完全に傾いたクォーターとなった。
4クォーター、HELPは必死の攻撃でなんとか追いつこうとする。7分、16分と得点を挙げるものの、得点直後にVALENTIAに得点を返され追いつくことが出来ない。結局、9-5でVALENTIAが勝利し、決勝進出を決めた。 |