準決勝は予選2位の関東ユース選抜(以下関東)と予選3位の東北ユース選抜(以下東北)の一戦となった。
予選で東北を圧倒していた関東は,序盤ボールをしっかりと支配し,開始2分経たないうちに#44松下がゴールを奪う。しかし東北もお返しにといわんばかりにボールをキープし攻撃を組み立てる。なかなかボールを奪えない関東はたまらず2人がかりでボールを奪いに行くも,不必要なファールを犯し,東北がエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。
ところがこのピンチを関東はきっちり守りぬく。その後,流れは関東へ傾くことになった。自由にボールを回し,1対1から#14池川が鮮やかなシュートを決めると,さらに#27河合がクリアーからの展開により3点差とするシュートを突き刺す。
東北も予選を勝ち抜いた意地を見せ,#10田中が1対1から見事なシュートを決めるも,流れを引き戻すことはできず,関東#20池田が再び3点差とするシュートを決める。
それ以降は,両チームともチャンスを生かせず,得点は見られなかったが,終始押し気味にゲームを展開した関東が3点のリードを保ち,4-1で勝利した。
関東はボール支配率,シュート数で完全に東北を上回っていたことが勝ちに結びついた。東北は2度のエキストラマンオフェンスのチャンスを得点に結び付けられず,流れを引き寄せることができなかった。
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