寒さが極まる冬空の下、第17回全日本選手権大会1回戦が行われた。前日まで降っていた雨も試合開始とともに止み、京都大学(以下、京大)と名城大学(以下、名城)との戦いが始まった。
1クォーター、試合開始直後より両チームともにパスミスが目立つが京大が有利に試合を進めていった。しかし、名城のゴーリーによる鮮やかなセーブによりなかなか点が決まらない。試合が動いたのは残り8分京大#81浅野がゴール裏の横から1対1で切れ込み得点をあげた。名城も荒いディフェンスになり、何度かフラックダウンとなるがここでもゴーリー#1柴田が守りきり1-0で終了した。
2クォーター、初のフェイスオフを名城が取って始まった。開始直後、名城#31林がクリース裏から1対1で切り込みシュートを決め1-1。その後、エキストラマンオフェンスで名城#77榎が豪快なミドルシュートで2-1。京大も反撃するがパスミスでチャンスをつぶす。しかし、名城のクリアー崩れから#11春日が1対1で1点を返し、ようやく2-2と同点に追いついた。しかし、京大もエキストラマンオフェンスからATのフィードを京大#51清水が決め3-2。その後も立て続けに#2植田がトップから1対1をかけ、ランニングシュートを決め4-2。しかし、名城もエキストラマンオフェンスで#24小林がカットで決め4-3。
3クォーター、勢いに乗る京大。ここで追いつきたい名城。互いに譲れない第3クォーターが始まった。最初のフェイスオフを制したのは京大。開始2分、京大#2植田が1対1で中へ切り込み得点。追いつきたい名城だがパスミスが目立ち、攻めきれずにいた。しかし、名城#24小林のクリース裏からの1対1で得点をあげ、1点を返した。その後は、一進一退の攻防が続いたが、ラスト4分、京大#2植田がゴール前に落ちたこぼれ球を押し込み6-4と京大が2点リードで終了した。
試合はついに第4クォーター、このまま突き放したい京大。#21中井がロングでフェイスオフを制し、落ち着いた攻めで#5安達がシュートを決めた。しかし、負けじと名城#37稲吉が1点を取り返す。激しいボールの奪い合いが続く、京大#71南部がゴール下からのアシストにより1点を決める。名城のクリアーは見物だが、オフェンスに繋ぐとパスミスが目立つ。その後も京大に追加点を奪われ、11-6で京大が勝利を掴み取った。
激闘の末に勝利した京大は明日に準決勝を控えている。今日の疲れを残さないように、また今日以上の力でこれからの試合を勝ち抜いて欲しい。 |