日時:2006年11月3日(祝) 11:30試合開始
場所:大阪・長居球技場女子第1回戦: NLC SCHERZO(西日本リーグ1位) vs Sibylla(東日本チャンピオンリーグ2位)
スコア
チーム 前半 後半 TOTAL NLC SCHERZO 2 24
Sibylla 5 3 8得点者
NLC SCHERZO Sibylla #22 伊藤雪絵 (3) #34 増田絵利 (3) #32 伊能直子 (1)
#29 渡邊奈緒 (2) - #1 小島麻沙子 (1) - #4 清野桂子 (1) - #8 塙妙子 (1) *()は得点数
ゲームレポート
西日本では圧倒的な強さで4年連続4回目出場となるNLC SCHERZO(以下、SCHERZO)と、東日本で強豪に勝ち抜いて3年ぶり2回目出場となったsibyllaとの対決となった。
前半)
開始24秒で試合は動いた。sibyllaのファールからフリーポジションを与えられた#32伊能直子が先制点を決めた。その後もゴール裏からの1対1でSCHERZO #22伊藤雪絵が得点し、開始2分で2-0とSCHERZOがリードした。1対1からsibylla #34増田絵利が1点を返すものの、両チームパスミスが目立ち、流れを掴みきれない。しかし、sibyllaのセットプレーから#29渡邊奈緒のシュートが決まると、流れは一気にsibyllaへ。確実にドローやグラウンドボールを獲り、SCHERZO 得意の速攻をさせない早い段階での積極的なディフェンスでボールポゼッションはsibylla のものとなっていった。そして残り5分でsibylla #8塙妙子のフリーシュート、セットプレーから再び#29渡邊、そして#1小島麻紗子の裏からの鮮やかな1対1シュートと得点を重ね、2-5で前半を折り返した。後半)
SCHERZOの攻撃から始まったが、パスミスからsibyllaボールとなり、クリアーからの速攻で1点を追加した。しかし、その後はSCHERZOの守りも堅くなり、sibyllaも点を取れず苦戦する。一方SCHERZOも、前半同様ルーズボールのフォローとライドの良いsibyllaに対してボールをゴール前まで運べず、両チーム一進一退の攻防を繰り広げる。そんな中、SCHERZO #22伊藤のプレーから勝利への執念が伝わってきた。何度もゴール前までボールを運び、シュートもさらに2点決めた。だが、sibylla#34増田も#8塙のアシストなどからシュートを重ね、終わってみると4-8だった。個人技術の差などはあまり感じられず、白熱した試合だった。しかし、落ち着いたゲームメイクやスピードはsibyllaの方が勝っていた。西日本クラブチームの来年の活躍に期待したい。
Report:平松美佳(名古屋ラクロスクラブ所属) Photo:田中聡(日本クラブチームラクロス連盟西日本支部長) |