3度目の優勝を狙うDESAFIO(以下デサ)とクラブチーム選手権初勝利を狙う関西ラクロスクラブ(以下ゴジラ)の一戦は、秋晴れの好天の下、大阪・長居球技場で行われた。
1クォーター開始からデサは積極果敢にシュートを狙い、試合のペースを掴もうとしたが、逆に開始2分、ゴジラの#10藤田に1対1からゴール左隅にシュートを決められ先制を許す。しかし、その2分後、エキストラマンオフェンスのチャンスを得たデサは、トップからのミドルシュートを決め直ぐに追いつく。ゴジラは5分、#26横田が右サイドからの1対1から強烈なシュートを決め、デサを突き放しにかかる。しかし、ゴジラはその後のエキストラマンオフェンスのチャンスを生かせず、マンダウディフェンスのピンチを凌いだデサは、#8平が1対1から確実にゴールを決め追いつく。確実にクリアで攻撃に移るデサ。ディフェンス陣の踏ん張りで凌ぐゴジラ。そんな攻防が暫く続いたが、12分デサにマンダウンディフェンスで2人欠くピンチ。クリアで徐々に試合の流れを掴みかけていたデサにとってはなんとか凌ぎたいところ。一方のゴジラにとってはまたと無いチャンス。両チームにとって大切な局面だったが、デサは何とか凌ぎ、直後の13分にライドからの速攻を確実に決める。続く14分にはフェイスオフからの速攻。ゴーリーが弾いた球を#5大吉が確実に決める。残り5分、デサの猛攻を凌いだゴジラも18分、#8北川が1対1からシュートを決め、1クォーターは4-3でデサのリードで終える。
2クォーター開始2分、デサ#7鈴木のシュートのこぼれ球を#5大吉が難なく決める。続く5分には、#27久保が1対1から巧みなスティックワークでゴール前まで切れ込みシュート。これが決まり、2クォーターもデサが試合の流れを掴む。ゴジラもディフェンス陣が粘るが、パスミスが目立ちクリアがなかなか出来ず、10分にはデサの強烈なライドでボールキャリアとなったゴーリーがボールを落とし、そのままゴールへ吸い込まれる。その後もデサは1対1で立て続けに2点を奪いゴジラを突き放す。しかし、ゴジラも粘る。16分、#26横田がシュートを決めると続く17分、フェイス・オフからのブレークを確実に決め、前半は9-5でデサのリードで折り返す。
3クォーターはクロスチェックの反則により、ゴジラは1人少ない状態で3分間耐えなければならなかったが、そこはデサ。エキストラマンオフェンスのチャンスは確実にものにし、2点連取。その後も着実に得点を決めたデサに対し、なかなか得点を奪えなかったゴジラ10分、グラウンドボールから#8北川がシュートを決め追い上げムードが漂う。しかし、デサは#24前田がクリアからゴールへ直進しそのままシュート。これが決まりゴジラの追い上げムードを絶ち切ったデサ。3クォーターを14-8で終える。
最終4クォーターは、開始2分に#24前田からゴール前の#27久保へのパスが通り、先ずはデサが得点。一方のゴジラは、直後のフェイスオフからブレークのチャンスを作るが、デサの早いスライドに潰され得点出来ず。しかし、このスライドがデサのファールを誘いゴジラはエキストラマンオフェンスのチャンス。このチャンスを#22田中が確実に決め再び6点差とすると、ゴジラは9分、11分と立て続けに得点を決め4点差とする。以後ゴジラの怒涛の攻撃が続くが、得点出来ずに試合終了まで残り5分。最後まで諦めないゴジラは、全員でプレッシャーを掛けボールを必死に奪いに行くが、残り2分、逆に得点を許し万事休す。16-11でデサがゴジラを退けた。 |