日時:2006年11月25日(土) 11:00試合開始
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場男子決勝戦: MISTRAL(東日本チャンピオンリーグ1位) vs Sibylla(東日本チャンピオンリーグ2位)
ゲームレポート
【前半】
ドローをとったMISTRALが有利に試合を進めるが、sibyllaはミスから奪ったボールを速い展開でゴールまで迫り、先取点は開始5分、sibylla #14亀岡選手のゴール裏からの1対1だった。だが、すかさず10分にMISTRAL#11和田選手のフリーシュートで取り返す。両者一進一退の攻防で、開始から目が離せない。MISTRALの攻め、今年クラブリーグデビューして、得点王となった#11和田選手の存在が目立つ。sibyllaがいかにこの選手を押さえられるか。中盤、ややsibyllaがボールを支配し始める。が、MISTRALの堅いDFの前に簡単にはシュートを打たせてもらえない。粘り強く機会を伺い、DFの隙からようやく15分、sibylla #38田島選手のシュートが決まる。2対1でsibyllaリード。前半ラスト3分、ここからMISTRALの反撃。sibyllaのダウンボールから、23分に#32松井選手の速攻1対1、同じく23分#11和田選手のフリーシュート、24分にはドロー直後の#12上井選手による速攻からのシュートと、決してsibyllaのDFが劣っているわけではないが、シュートチャンスを見逃さないMISTRALが確実にシュートを決めてくる。MISTRAL逆転の2点リードの4対2で前半折り返す。【後半】
後半開始早々1分、sibylla #8塙選手のフリーシュートが決まる。Sibyllaは必死に食いついていく。MISTRALも4分、#30矢本選手が速攻でsibylla DFが落ち着く前に一人で切れ込みアンダーシュートを決め、5対3。両チーム激しいボディコンタクトで楽にボールを持たせてもらえない。気迫あふれるプレーに会場が沸く。その激しいボール争いの中で、MISTRALが6分 #12上井選手のフリーシュートと、裏からの絶妙なパスに7分 #11和田選手のジャンプしながら高い打点で繰り出すシュートが決まり、気が付けば7対3。じわじわと点差が広がる。途中、MISTRALが得点から遠のき、流れがsibyllaに傾きかけるも、MISTRALの固いDFとゴーリー#35西村選手に阻まれ、ゴール前フリーシュートミスなどなかなか点差を詰められない。ラスト2分、sibylla #1小島選手が速攻より1対1を決め、7対4。sibyllaは最後まで粘り、MISTRALのオフサイドを誘い、ラストチャンスにかけるも#29渡辺選手のシュートは決まらず、タイムアップ。結果7対4だった。どちらが勝ってもおかしくない、実力の差は感じない試合だった。ボール支配率は同等だったと思う。SibyllaのDFも健闘していたのだが、その中で3得点の#11和田選手、2得点の#12上井選手を筆頭に当たり負けず強引に確実にシュートを決めてくるMISTRALの勝利だったといえる。両チームともスピードがある速い展開の攻守は見ごたえがあり、試合時間がとても短く感じられた。クラブ選手権はMISTRALが制したが、両チームが次に控える全日本選手権では、是非とも決勝の舞台でまたこのカードでの健闘に期待したい。
Report:白取怜子(laptor所属)/山崎華世(TRUNDLE所属) Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満 |