Go To TOP PAGELACROSSE NATIONAL LEAGUE 2004


日時:2005年11月23日(水) 13:30試合開始
場所:東京・駒沢オリンピック公園第2球技場

第18回関東学生ラクロスリーグ戦・男子FINAL
慶應義塾大学(1部Aブロック1位) vs 東京大学(1部Bブロック1位)

FINAL 男子 FINAL 男子

ゲームレポート

 第3Qは両チームの素晴らしい攻防が見られる。まず、慶應のエキストラマンオフェンスから開始となり、3分間のチャンスで逆転を狙いたいところであったが、ゴールを揺らすことは出来ない。なんとか失点する事なくしのいだ東大は、反撃に出る。しかし、得点に繋がらない。両チームともに見事な攻防を見せる。特に両チームの守護神ゴーリーの見事なまでのセーブが光る。そんな中、東大の攻撃が目立ち始めた10分#54日高重和の絶妙なシュートが決まり、3-4とする。流れを取り戻したい慶應は反撃に出る。すると14分#22岡田浩明の1対1がまたもや試合を振り出しへ戻す1点を取り、4-4とする。このまま第3Qは終了し、勝負は第4Qへともつれ込む形となる。

  第3Qの見事な攻防の流れをそのままに攻と守が入り混じる。そんな中、一歩抜け出したのは慶應であった。#22岡田浩明がこの日3点目となるゴールを決め、慶應はこの試合始めてのリードを奪う。リードを奪われた東大はエキストラマンオフェンスの好機を得る。ここでなんとか追いつきたい東大であったが、攻め急ぐあまり落ち着いた攻撃が出来ない。何としてでも1点が欲しい東大は14分、パス回しから#30箕輪祐介がシュートを確実に決め、5-5と追い着く。この1点で流れをつかんだ東大は#5橋本卓郎がゴールを奪い、5-6と残り時間を3分として逆転に成功する。誰もが試合の決定を思ったゴールで、慶應としては重い1点となった。しかし、そこに東大の隙が有ったのは確かだった。その直後のフェイスオフ、#10村田光大郎がそのままブレークを決め、まさかの1点を決め6-6とした。そこでどうしても守りたいという焦りを覚えた東大は確実な守備を見せるが、焦る故に慶應にエキストラマンオフェンスのチャンスを与えることとなる。しかし、東大は徹底した守備で守り抜く。慶應は怒涛の攻撃を見せるが、終了のホイッスルが鳴り響き、試合は規定により、4分ハーフの延長戦へともつれ込む事となる。

  そして延長戦、どちらも1点も与えられない状態で開始されたフェイスオフは東大が獲り攻撃に入る。東大はボールを回しながら慶應のゴールを虎視眈々と狙っていた。すると、1分東大#36畝川 学が左上からのシュートが慶應ゴールに決まり6-7とし、東大が勝利を手中にした。

  取ったら取り返すというシーソーゲームとなり、観客の歓声と驚嘆の叫びとともに試合は激戦の末、東大が勝利を収めた。第18回関東ラクロスリーグ戦はこうして閉幕となった。試合開始前は爽やかに晴れていた空も、いつの間にか影ってきていた。夏に始まり、熱い試合が開催され、夏の終わりなど気付かずにいたが、いつの間にやら季節は移り変わっていた事に気付いた。来年も暑い夏のステージの中、また新たに熱い試合が行われることを願ってやまない。


FINAL 男子 FINAL 男子
*写真をクリックするとより鮮明な画像で御覧になれます。

(Photo:日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・小城崇史)
(Report:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会メディア班・西園雅典)



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