2005年11月19日、第16回関西学生ラクロスリーグ戦、全日出場をかけたファイナル3準決勝、同志社大学(以下、同志社) 対関西学院大学(以下、関学)が伊丹スポーツセンターで行われた。
最初ドローを制したのは関学。そのままゴールへ向かうが、ゴーリーのナイスセーブにより先制点をあげることができない。前半開始2分、同志社#6浅井がターンオーバーで敵陣より自陣まで一人で運び、そのまま右上からの1対1でシュートを決め、1-0。その直後、ゴール裏の同志社#35前田が左上にいた#12山本にパスを通し、シュートを決める。流れを掴んだ同志社は、関学のドロー時のクリーピングにより、#8嶋田がDFにつかれながらも1対1でシュートを決め、3-0とリードする。着実に点を重ねる同志社に対し、反撃をしたい関学、#22伊藤が1対1でファールを誘い、フリーシュートにもちこみ、冷静にシュートを決め、3-1。関学のオフサイドや3秒ルールなどのファールにより、シュートチャンスを得るも、追加点をあげることができない。それに対し関学#27沼田がフリーシュートを決め、3-2。同志社#35前田の1対1によりシュートを打つも、ゴールポストに当たり、リバウンドボールを再度ゴールに押し込み、4-2で前半終了。
後半開始5分、関学#19寿賀がシュートを打ち、ゴーリーセーブかと思われたが、ゴールの中に吸い込まれ、4-3。さらに6分、関学#22伊藤が1対1でディフェンスを抜き、4-4で同点に追いつく。その2分後、同志社ゴール前へのパスミスを#35前田がフォローし、自らゴールへ向かい、5-4。その後両ゴーリーのインターセプトやナイスセーブなどの好プレーも見られ、なかなかネットを揺らすことができない時間が続く。関学がターンオーバーからの速攻でシュートを決め、再び同点に追いつく。ここで同志社タイムアウト。その直後のドローを関学が制し、そのままゴールへ向かう。フリーシュートを関学#22伊藤が決め、逆転し、会場はヒートアップ。ラスト4分、同点に追いつきたい同志社。関学によるフリーシュートのピンチも#12山本のインターセプトにより一気に攻め上がり、#35前田の裏からの1対1でシュートを決め、6-6。会場は思わず立ち上がるほどの盛り上がりを見せる。そしてラスト2分、関学もたまらずタイムアウトをとる。このタイムアウトが功を奏したのだろうか、関学ボールが続き、果敢にシュートを狙う。オフィシャルの赤旗があがる中、関学#22伊藤、裏からディフェンスに囲まれながらも1対1でゴールサークルぎりぎりのラインからシュートを決め、6-7。直後ホイッスルが鳴り響き、試合終了。
どちらもボールに対する執着心が見られる、熱い試合だった。この接戦を制した関西学院大学には、来週行われるファイナル3決勝での活躍に大きな期待が寄せられる。
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