3Q、お互いに激しい攻防が続くが、両者得点には至らないまま半分が過ぎる。
そして、10分東大のパスミスをデサが拾いクリアにつなげる。ここでデサの#1G藤宮宏介が強引にクリアしようとキープして上がるが、東大の激しいライドにつぶされボールを奪われてしまう。これを東大の#20大岡雅和が無人のゴールに冷静に決め、試合を3-6とし、差を縮める。
この直後、#1G藤宮宏介のファウルにより東大はエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。
そして、このチャンスを活かし、東大の#13飯塚洋史がトップからシュートを撃ち得点を決める。
この後、デサは東大ゴールに猛攻を仕掛けるが、やはり東大の堅い守りを打ち破ることが出来ない。
しかし、13分デサの正確なパスを#27久保隆史が受けそのままシュートを決める。
1点を返したい東大だがデサの堅い守りを崩すことが出来ず、そのまま第3Qが終わる。
4Q、フェイスオフを取った東大がクリース付近に華麗なフィードを通すが、得点には至らない。
この後も東大の長いオフェンスが続く。
そして4Qの2分、デサ#43吉留太郎のホールディングにより、東大が30秒のエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。
しかし、そのチャンスを活かすことの出来ない東大は、デサのディフェンスの鋭いチェックによりボールを奪われてしまう。ボールを奪ったデサはブレイクを作り、#15八木徹が決め、試合を8-4とし、再び東大を突き放す。
その後、東大の激しいシュートが何度も続くが、デサの堅いDFに阻まれ得点には至らない。
しかし、東大#20大岡雅和がグランドボールを拾い、自分で持って上がり角度の無い位置から得点を決め、1点を返した。
その後、残り時間が少なくなり、焦る東大は何度もデサのゴールを襲うが、無情にも時間ばかりが過ぎてゆく。
そして、ついに試合終了のホイッスルがグラウンドに響き渡った。
こうして第16回ラクロス全日本選手権大会の優勝は、DESAFIOに決まった。
関東学生No.1とクラブチームNo.1の戦いになったが、今回は技術で勝るクラブチームが組織力の東大を下した試合であったと言える。デサの技術力は日本ラクロス界に新たな可能性を見出すだろう。
今回負けてしまった東大だが、日本の学生達に強い刺激を与えたのではないか。
そして、来年こそは新たな力をつけた学生達が活躍し、日本のラクロス界を盛り上げていくことを願ってやまない。
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