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日時:2005年12月11日(日) 13:30試合開始
場所東京・江戸川区臨海球技場

第16回ラクロス全日本選手権大会・男子準決勝
東京大学(関東学生1位) vs 慶應義塾大学(関東学生2位)

   

ゲームレポート
凍えるような寒空の下、東京大学(以下、東大) 対 慶應義塾大学(以下、慶應)の試合が開始された。関東学生リーグ決勝において東大に敗れた慶應にとっては因縁の試合となる。

試合開始の合図とともにボールを手にしたのは慶應である。積極的に東大のゴールを狙っていくが、東大にチェイスを取られ、東大の攻撃へと変わる。
東大もシュートを撃つが、慶應の守護神#1大塚基幹の好セーブによりチャンスを逃す。

その後もお互いのゴーリーのセーブにより均衡した状態がつづく。
試合を動かしたのは慶應だった。慶應#5継渉のダッヂによる上からのシュートにより東大のゴールを奪う。




続くフェイスオフをとったのは東大であった。奪われた点を取り返したい東大だったが、その後東大はファウルをおかしてしまい、慶應のエキストラマンオフェンスとなった。
このチャンスを慶應は逃すことなく、速いパスまわしにより慶應#22岡田浩明がシュートを決める。

東大も黙ってはいなかった。慶應のクリアーミスもあり、東大のオフェンスが続く。
残り3分、慶應のファウルにより東大のエキストラマンオフェンスとなる。
ここで東大はゴール右横から#15矢島義拡がシュートを決める。

第1クォーターは慶應の1点リードで終わった。





白熱したムードの中、第2クォーターが始まった。
開始直後、東大がボールをとり、#15矢島義拡が1対1から左のランニングシュートを決め、試合を振り出しへと戻す。
しかし、すぐに慶應#22岡田浩明が裏からの1対1でスライドにきたDFもかわしシュートをたたきこむ。

その後も慶應はリードを広げるべくシュートを撃つが、ゴールポストに弾かれ惜しくも決まらず、さらにチェイスを取られ流れを掴みきれない。
対する東大は、8分#20大岡雅和のシュートのこぼれ球を#30箕輪祐介が押し込み同点とする。



 この後慶應のオフェンスが続くが、東大
 のDFの前になかなか得点を挙げること
 ができない。
 
 しかし、14分、試合を動かしたのはまた
 しても#22岡田浩明であった。#7坂上敬
 の1対1でスライドを引き付け、裏から#22
 岡田浩明がDFを振り切り得点を決めた。




この後も慶應のオフェンスが続くが、なんとか東大DFが耐える。

そして残り2分、東大#5橋本卓郎が1対1から決め同点とし2クオーターが終了した。





どちらが勝つか予測できない流れの中、後半がスタートした。
後半開始直後、裏からの#5継渉のフィードを慶應#9神津崇がクイックで決める。さらに慶應は#10村田光大郎からのパスにより#3堀池瞬がシュートを決め、2点差へと東大を追い込む。

第3クォーター開始13分、慶應のファウルにより東大のエキストラマンオフェンスへとなった。点差を縮めたい東大だが、得点にはつながらなかった。

その後も連続して東大のエキストラマンオフェンスとなり、クォーター開始16分#20大岡雅和がシュートを決め、点差を1点へと縮める。
さらに同点へと持ち込みたい東大は、3クォーター終了2分前に#30箕輪祐介が裏からの1対1からのフィードを受け取り、クイックでシュートを決めた。
6対6という同点のまま、最後のクォーターへと試合は進んでいった。


ついにどちらが勝ってもおかしくない状況で最後のクォーターが開始した。

緊迫した最終クォーター、最初に動かしたのは東大だった。
開始3分、ストーリングの警告を受けながらも#8原健太郎が右上からの豪快なシュートを決め、この試合初めてのリードを奪った。




しかし、慶應もその後すぐに#22岡田浩明がまたしても裏からの1対1でスライドをかわしてシュートを決めた。

試合はさらに振り出しに戻るが、勝者はどちらか一方、どちらが勝つのか予想できない展開へとなった。

最後にリードを奪ったのは東大だった。クォーター開始13分、東大は慶應からファウルを誘い、エキストラマンオフェンスを得た。この最大のチャンスを東大が逃すはずもなく、速いパス回しによりDFをくずしていき、東大#13飯塚洋史がトップから決死のシュートをねじ込んだ。



慶應も追撃をすべくシュートを撃つが、東大ゴーリー#12水谷圭輔の好セーブによって決まらず、ついに試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

結果は8対7の東大の勝利に終わった。
両大学とも最後まで闘志の炎を絶やすことなく決死に戦った。
東大は15年振りの全日本選手権決勝進出となる。熱い戦いが見られることだろう。




   
*写真をクリックするとより鮮明な画像で御覧になれます。

(Photo:日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部 小城崇史)
(Report:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会メディア班 荒岡建・青木俊樹)

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