12月11日、鶴見緑地球技場にて、第16回ラクロス全日本選手権大会準決勝DESAFIO(以下DESA)対京都産業大学(以下京産)が行われた。昨年の雪辱を晴らし、全国のクラブチームの頂点に立ったDESA。対する京産は『下克上』の名の下に圧倒的な力で関西学生の頂点に立ったチーム。両チームともこの試合は日本一への通過点だ。どちらのチームが王手を掛けられるか。
第1Q、リズムを作っていたのは京産。堅実にオフェンスを組み立てていた。しかし、DESAのゴールを割ることができない。そんな中、先制点を決めたのはDESA#15の鋭いシュートが京産ゴールに突き刺さるクラブチームの貫禄あるゴールだった。しかし17分、京産#14が魅せてくれた。負けじと技ありのシュートで同点。すると、直後、DESA#25のゴール。そのまま2-1でDESAがリードをして第1Qを終える。
DESAは第1Q、京産にポゼッションを多く奪われていたが、第2Qでは徐々にDESAのオフェンスが長くなってきた。試合はDESAのペースとなった。開始4分、DESAの得点に始まり、連続4ゴール。DESAの巧みなオフェンスに京産ディフェンスは対応できない。一気に点差を5点と広げ、全国クラブの頂点の貫禄を見せ付けた。
しかしここで、京産は黙っていない。第3Q、開始3分、#14のシュートがDESAのゴールを揺らす。京産は#14を中心にオフェンスを組み立て、DESAゴールに襲いかかる。反撃の狼煙が上がった次第に京産はポゼッションを増やし、ペースを作っていた。崩れかけた京産ディフェンスも踏ん張り、DESAに得点を与えない。そんな中、19分またもや#14のシュートがDESAのゴールに突き刺さる。7-3と点差を4点として、最終Qを迎える。
第4Q、DESAオフェンスが爆発する。驚異的なオフェンスで京産ディフェンスを一蹴。一気に8得点。京産ディフェンスは完全に崩れた。京産オフェンスも焦りによりミスが続き、なかなか得点に繋げられない。そして無情にも終了のホイッスルが鳴り響いた。15-3とDESAの圧勝だった。クラブチームと学生チームとの差を痛感させられた試合となった。
これでDESAは日本一に王手を掛けた。二年ぶりの栄冠を取り戻せるか。DESAFIOの活躍を期待したい。
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