日時:2005年12月10日(土) 11:00試合開始
場所:東京・江戸川区臨海球技場
第16回ラクロス全日本選手権大会・男子1回戦
慶應義塾大学(関東学生リーグ2位) vs 東日本ラクロスクラブ(クラブ2位)
スコア
チーム |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
慶應義塾大学 |
1 |
4 |
1 |
1 |
7 |
東日本ラクロスクラブ |
1 |
1 |
2 |
2 |
6 |
得点者
慶應義塾大学 |
東日本ラクロスクラブ |
#22 岡田 浩明 (3) |
#4 小林 智彦 (2) |
#20 橋本 知直 (1) |
#22 荒川 貴彦 (2) |
#6 橘 脩介 (1) |
#14 北浦 真 (1) |
#99 継 渉 (1) |
#15 堀川 龍太 (1) |
#32 村松 隼人 (1) |
- |
|
*()は得点数 |
ゲームレポート |
2005年12月10日、幸運にも天気に恵まれ、雲ひとつ無い青空の下、第16回ラクロス全日本選手権大会、関東学生2位慶應義塾大学(以下慶應)対、全国クラブチーム2位東日本ラクロスクラブ(以下ラガマフィンズ)の試合が始まった。
まずフェイスオフを制したのはラガマフィンズであった。そしてしばらくの間ラガマフィンズのオフェンスが続く。そしてついにこの試合の先制点となるゴールをラガマフィンズ#4小林智彦が決めた。右裏からの単独1対1から強引に中に切り込み鮮やかに決めたのだった。
その後両者一歩も譲らない試合展開の中、点の入らないまま時間が過ぎた。そして11分慶應の#22岡田浩明が裏からのドライブから、ラガマフィンズDFの激しいオーバーヘッドチェックをかいくぐり、アンダーシュートを決め、試合を振り出しに戻した。
そしてそのまま第1クオーターは終わった。
第2クオーター、再び点の決まらないまま10分が経過したところで、ラガマフィンズの#1越智和之のスラッシングにより慶應がエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。このチャンスを見事いかし、クリースにいた慶應の#20橋本知直が裏からのフィードを受け、シュートを決める。
さらに、その直後フェイスオフから慶應#21木村研亮がブレークに持ち込み、#22岡田浩明にパスをだしそれを正確に決め試合を3-1とした。慶應の流れかと思われたが、またしてもラガマフィンズ#4小林智彦が裏からの1対1で得点を決めくらいつく。
しかしその4分後、ラガマフィンズの#30松永啓介のホールディングにより、慶應はエキストラマンオフェンスを得る。ラガマフィンズは得点の後守りきりたいところだが、慶應#6橘脩介が裏からのフィードを受け、トップから豪快なシュートを決めた。その次のフェイスオフも慶應が取り、慶應の攻撃時間が続き、そして残り8秒、慶應#99継渉が裏からの1対1から決め、いい流れで2クオーターを5−2の慶応リードで終える。
第3クオーターの開始も慶應がフェイスオフを取るが、パスミスでポゼッションを失いラガマフィンズDF#30松永啓介の大胆なランクリアで慶應のオフェンスをようやく切ることに成功した。
その後、長いラガマフィンズのオフェンスが続くが、なかなかシュートまでいけずパスミスでポゼッションを失う。お互い攻めきれず、慶應はエキストラマンオフェンスもいかせず時間が過ぎる。
そして残り10分試合は動いた。ゴール前でのルーズボールを、ラガ#22荒川貴彦が押し込み2点差とし、さらに14分、またも#22荒川貴彦がゴール左上からすばらしいシュートを決め1点差とする。
その後も慶應のクリアミスもあり、ラガマフィンズのオフェンスが続く。ここで一気に同点としたいとこだが得点することが出来ず、逆に慶應が#9神津崇がクリアから相手陣内に走りこみ、ゴール前の#22岡田浩明にパスを出し、丁寧にそれを決めた。悪い流れを断ち切る得点となった。
第4クオーター、前のクオーターの終わりの慶應のファウルによりラガマフィンズのエキストラマンオフェンスで始まるが、ラガのパスミスから慶應#99継渉がグラウンドボールを拾い、フリーになっていた#32村松隼人にパスを出し、ゴーリーとの1対1を落ち着いて決め3点差とする。
慶應はこの後もオフェンスを続け、流れに乗るかと思われたが、ラガマフィンズ#52宇田川和彦のパスカットでボールを得ると、#14北浦真が1対1から決め2点差。さらに8分#15堀川龍太がゴール左横から慶應の主将である#21木村研亮を振り切りシュートを決め1点差に追いつき、残り時間もあり試合の行方はわからなくなると思われた。
しかし、その後慶應はこの1点差をストーリングの警告を受けながらも、相手ファウルを誘いすばらしいキープ力とパスで1度もボールを奪われることなく、7−6でそのまま試合終了。
全日本選手権1回戦とは思えない壮絶な試合が幕を閉じた。
準決勝戦、慶應は関東学生リーグ決勝で敗れた東京大学とのリベンジマッチとなる。
さらに激しい試合が期待される。
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*写真をクリックするとより鮮明な画像で御覧になれます。 |
(Photo:日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部 小城崇史)
(Report:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会メディア班 青木俊樹・長谷川直巳)
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