2005年12月10日、第16回ラクロス全日本選手権大会1回戦、3年ぶり4回目の全日本クラブ選手権に輝いたWISTERIA(以下、WIS)対、関西学生リーグ戦ファイナル3決勝で死闘を繰り広げるも惜しくも敗れた関西学院大学(以下、関学)の試合が舞洲運動広場球技場で行われた。
前半まずペースを掴んだのはWIS。開始30秒、#50益子の1対1で先制点を決める。続けてWISがフリーシュートをものにし一気に波に乗ろうとするが、7分に関学が裏からのフィードで#27沼田がシュートを決め2-1。13分、WIS#14飯塚がシュートを決めるも、関学#22伊藤がゴール裏からの1対1を決め、食らいつく。これを皮切りに波に乗った関学。#19寿賀のクイックシュートや#22伊藤の華麗な1対1で4-3と逆点するも、18分関学のゴーリーセーブかと思いきや、ボールはゴールへと吸い込まれ4-4と再びふり出しに戻る。ラスト5分、WISが勢いのあるプレイを見せつけ、6-4で前半終了。
後半開始、WISのシュートで8-4とさらにリードを広げる。ここで1点返したい関学。#22伊藤がゴール裏からの得意の切れのある1対1で8-5とし、試合の流れを関学に引き込もうとする。その後、両者ともゴーリーの好セーブやDFのプレッシャーによって点に結びつかない時間が続く。その空気を破り、WIS#15道越が追加点を挙げ9-5.関学もWISのオフサイドにより得点へのチャンスをものにできない。ラスト30秒、手を抜かないWIS、果敢に攻めるも関学のDF陣は意地を見せつけゴールを守り抜く。しかし無常にも試合終了のホイッスルにより、準決勝への切符はWISが勝ち取った。
やはり、経験を活かしたクロスワークで強さを見せ付けたWISのプレイは力強さを感じた。しかし両者ともボールに対する気迫や勝利への執念は凄まじかった。明日行われる準決勝でも全日本選手権7連覇記録を持つWISの実力を見せ付けてほしい。
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