Go To TOP PAGEAsia Pacific Lacrosse Tournament 2005 Osaka

 Asia Pacific Lacrosse Tournament 2005 OsakaAsia Pacific Lacrosse Tournament 2005 Osaka



日時:2005年6月19日(日) 13:30試合開始
場所:大阪・長居球技場

米西海岸選抜 vs 米カリフォルニア選抜


Asia Pacific Lacrosse Tournament 2005 Osaka Asia Pacific Lacrosse Tournament 2005 Osaka

ゲームレポート

 6月19日大会最終日、5日間にわたって繰り広げられた熱戦の最終章。この大会の王者を決める決勝戦で米西海岸選抜対米カリフォルニア選抜が燦々と照りつける太陽の下、行われた。予選リーグRound Robinでは10対6で米西海岸選抜が勝利しているだけに米カリフォルニア選抜の奮起が期待される。

 予想に反し、第1Qはワンサイドゲームになる。まずフェイスオフをとった米西海岸選抜がゆっくりパスを回しリズムを作ると、開始2分、エキストラマンオフェンスのチャンスからGarrettHohendorfがミドルシュートを決め先制する。続く4分にもBillyBingeが加点し序盤で20とリードする。その後は、CALがクリアミスを連発し攻めることができず、WESTの攻めの時間が続く。しかしCALのゴーリーが好セーブを見せ、必死にゴールマウスを守り、逆にクリアから#3がそのまま持ち込みランニングシュートを決め2-1とする。その勢いのまま同点にしたいCALであったが、直後の11分、WEST#9のミドルシュートで追加点を許してしまう。集中の糸がきれたのか、CALはその後2点を失い5-1でこのクウォーター終了。

 第2Q開始直後、フェイスオフをとったWESTはそのまま#19が決め主導権を握ろうとするも、1分にCALがすぐさま1点を返し、引き離されまいと食い下がる。クウォーターの序盤、流れをつかんだのはWEST。圧倒的な破壊力で次々と得点を決め、10-2まで差を広げる。CALはエキストラマンオフェンスを得るも、自らのファウルでチャンスをつぶしてしまい、反撃のきっかけを作れない。試合はWESTペースですすみ、結局12-3でクウォーター終了。前半、WESTは確実なボールキープと、決定力のある素早いシュートでCALを圧倒した。

 第3Q序盤は両チームが得点を取られては返す、一進一退の攻防が続く。CALがボールをポゼッションする時間も長くなり、だんだんと攻撃のリズムが生まれてくる。CALが#7のゴールで13-6と7点差になったところでWESTはタイムアウトをとり、流れをきろうとするも、16分、18分と立て続けにCALが加点し13-8と5点差まで詰め寄る。その後WESTが1点決め14-8でクオォーター終了。この時点で6点差。観客の注目はCALがどこまで追い上げるかに集中することとなる。

 そのような期待の中はじまった第4Qであったが、WESTはその期待を裏切るように序盤から#11のゴールなどで得点を重ね、一時17-8と9点差まで広げ試合を決定づける。その後CALは3連続ゴールで点差をつめるも、残された時間は少なく終了直前にもWESTに決められ19-11で試合終了。この瞬間WESTが第2回アジアパシフィックラクロストーナメントの王者となった。素早いパス回し、正確なシュート、堅固なディフェンスなど、どれをとってもWESTは王者にふさわしい実力を備えていた。今大会4位と悔しい結果に終わってしまった開催国日本も、チームとしての高い完成度を見せ、自国での大会を十分に盛り上げてくれた。ここ大阪で5日間にわたって行われたASPACはラクロスというスポーツの発展に大きく寄与したであろう。この大会で戦った選手の、来年のWorld Cupでの活躍を願ってこの大会を締めくくりたいと思う。


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(Report:日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会メディア班・谷口貴幸)
(Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤 秀満)

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