大会3日目、第1試合米西海岸選抜(以下WEST)対米カリフォルニア選抜(以下CAL)の試合が行われた。同じ米選抜代表同士、譲られない一戦であるだろう。
試合開始早々、派手にゴールを決めたのはCAL。このままゲームの主導権を握ると思われたが、WESTも黙っていられない。すぐに決めたお返しのミドルシュートは、ゲームの波乱を予感させた。両チームとも、点を奪われたら奪いかえす繰り返しの展開が続き、第1Qを2-3とCALがリードして第2Qを迎える。
第2Q開始早々、WESTの目が覚めるようなシュートで、ゲームは振り出しに戻った。このままシーソーゲームにもつれ込み、4-5とCALがリードしたまま第2Qを終える。
第3Q、CALのゴーリーのファールにより流れは一気にWESTに傾き、その後、勢いに乗りつつあるWESTがさらに1点を追加し、6-5と遂にWESTが逆転する。そして、どちらが勝利するか予想もつかないまま、運命の最終クウォーターを迎える。
第4Q、今まで保っていた均衡が崩れ始める。WESTの怒濤のシュートの連続がCALゴールに襲いかかり、CALを一気に突き放した。CALも反撃の狼煙を上げるが、時すでに遅し。WESTの猛攻を止めることができず、10-6というスコアでWESTが勝利を手にした。
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