6月14日。アジアパシフィックラクロストーナメント2005第1試合U21豪州代表(以下、豪州)vs 香港代表(以下、香港)の試合が始まった。
試合が始まり、豪州の優勢で試合は進んだ。第1Q、豪州がほとんどのポゼッションを独占し、長いオフェンスが続く。一方、香港は豪州の速いパス回しに翻弄され、ディフェンスがうまく機能しない。立て直すこともできず、ことごとく失点を重ねてしまった。結果、1Qは9-0というスコアで終わった。
第2Qも試合展開は変わらず、豪州の優勢でそのままゲームの流れをつかんだ。しかし、第3Qになって、香港に変化が見られてきた。落ち着いてきたのか、声が出るようになり、徐々に香港のポゼッションが多くなってきた。崩れかけていた香港ディフェンスが立ち直り始め、ゴーリーのキラリと光るナイスセーブも見られ、明らかに前半とは違っていた。そして、24-0というスコアで最終クォーターを迎える。
第4Q、豪州は攻撃の手を休めることなく攻め続け、追加点を重ね続ける。一方、香港は豪州の勢いを止めることはできず、結局、無得点という悔いの残るゲームになってしまった。33-0という最終スコアで豪州の快勝であった。
この試合、やはり豪州と香港との差がはっきりと出た試合だった。香港はまだまだ満足できないプレーが目立ったが、発展途上のチームだ。この悔しさを糧としてアジアの台風の目に成長してもらいたい。
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