第15回ラクロス全日本選手権 女子準決勝
武庫川女子大学(関西学生1位) vs MISTRAL(クラブ選手権1位)
日程 2004年12月12日
会場
鶴見緑地球技場
開始時間 11:00
−■試合結果−
チーム
前半
後半
TOTAL
武庫川女子大学
4
5
9
MISTRAL
6
4
10
−■得点者−
武庫川女子大学
MISTRAL
#35 MF 和田 亜紀子(3)
#9 MF 今井 幸子(4)
#11 MF 山下 真澄(3)
#12 AT 上井 華奈(2)
#93 AT 佐藤 公見(2)
#16 MF 竹野谷 真理(2)
#26 MF 米田 佳世(1)
#18 MF 上林 梨沙(1)
武庫川女子大学オウンゴール(1)
−■ゲームレポート−
冬とは思えぬ太陽の暖かさに恵まれた今日12月12日、鶴見緑地競技場にて、第15回ラクロス全日本
選手権大会準決勝、武庫川女子大学(以下、武庫女)対MISTRALの試合が行われた。
開始2分先制点を決めたのはMISTRAL#18上林。
武庫女のファウルを利用し、確実なシュートを決める。
たてつづけに、開始4分にはゴール裏からのアシストをMISTRAL#16竹野谷がものにした。
一方、武庫女#26米田もファウルを誘い、力強いシュートを放ち1対2とする。
しかし、その後なかなかグラウンドボールをものにできず
に苦しむ武庫女はタイムアウトを要求。
タイムアウトが好を制し、前半16分武庫女#93佐藤がタイト
なディフェンスのスキをみて、体勢を崩さずゴール裏からの
走りこみによりスコアを3-4とする。
勢いをもう一度取り戻したいMISTRAL#18上林が敵をかわし
鋭いシュートを放ち、再び2点差とする。
さらにMISTRAL#9今井がフリーシュートを決めると、クラブチー
ムとしての意地を見せつける。
しかし前半終了間際、誰もが難しいと思われた武庫女#80小林からのパスを執着心により
ゴールにおさめ4-6、MISRTAL2点リードで前半終了。
後半、開始から両者のダウンボールの激しい取り合いとなる。
さらに点差を広げたいMISTRALは、コートの逆サイドへ大きくパスを展開し、武庫女ディフェンスを
崩すと、#9今井が1対1にもちこみ2点連取する。
しかし、開始4分、ドローからのすばやい攻めにより武庫女#93佐藤がシュートを決めると、ここから
武庫女が追い上げを見せ始める。
武庫女#35和田、#11山下が見事な1対1により点を決め7−8とし、客席から大歓声が沸く。
その後、MISTRALは確実なパス回しでボールを運び、#12上井が1点を返す。
開始15分半、ダウンボールの混戦から抜け出しボールを取った武庫女#26米田がゴール
前へ絶妙なパスを出し、#35和田が点を決め8−9とする。
ここでMISTRALのタイムアウト。
流れを変えたいMISTRALだが、ファールにより武庫女にチャンスを与えてしまう。
武庫女#11山下がフリーポジションから1対1で同点となるシュートを決め、9−9。
この後、両者共にパスミスが多く見られたが、開始20分、
MISTRALはダウンボールへの速い反応でマイボールとし、
#9今井がスピードのある1対1でついにゴールを揺らす。
残り5分、武庫女は必至に攻め続けるが、9−10でMISTRAL
が決勝へコマを進めた。
最後まで、どちらに軍配が上がるか全く見当もつかないほど白熱した試合であった。
客席からの歓声、拍手が何度も沸き起こり、とても素晴らしい試合であったと思う。
関西にて、クラブーチーム1位の貫禄をみせつけたMISTRAL。
決勝戦でどんな試合が繰り広げられるか、とても楽しみである。
Text:日本学生ラクロス連盟西日本支部 広報委員会メディア班
行光紗織(近畿大学)、南出千賀(同志社大学)
Photo:日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員メディア班 中村穣(京都産業大学)
日本ラクロス協会西日本支部広報部 田中聡
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