日時:2004年11月20日(土) 11:00試合開始
場所:宝ヶ池球技場第15回関西学生ラクロスリーグ戦
ゲームレポート
女子FINAL3準決勝 関西学院大学(1部2位) vs 立命館大学(1部3位)前日の雨も止み、11月後半としては珍しく暖かい気候に恵まれた。
今日、関西ラクロスリーグ戦ファイナル3決勝をかけたこの試合、両チームともに白熱したプレイが予想された。
初めのドローを制したのは立命館大学(以下、立命)#17西川がゴール前でファウルを誘いフリーシュートに持ち込むもゴーリーのセーブに阻まれ、関西学院大学(以下、関学)ボールとなる。関学は速いパスまわしでボールを運び、3分半に#19寿賀がフリーシュートを決め、これを先攻点とする。その後4分に、立命#17西川がドローを制し1対1で鮮やかに敵をかわしてゴール前までボールを運び、適確なシートを放ち、立命も点を取り返す。その後しばらくは、互いに激しい攻防戦をくりひろげるが、試合開始10分、立命#36服部のアシストから#76松井が、相手のディフェンスを引き付けつつも、歓声を魅了するバックでのシュートを放ち、2‐3で立命リードとする。
試合開始15分、立命のタイムアウト後、積極的な攻めを見せる関学。関学#22伊藤がタイトなディフェンスにもかかわらず、体勢を崩しつつも力強いシュートを決め、ゴールへの執着心を見せ、関学ペースに持ち込み、そのまま6‐4で前半終了。
関学2点リードで後半が始まるも、開始1分立命#6石田がサイドからの1対1を決め、関学が6‐5とする。しかし、関学は終止落ち着いたプレイをみせ、関学#41木下鋭い切り込みにあわせ関学#33岡村の好アシストですぐに点を取り返す。
その後も両者一歩も譲らぬ展開をみせる。後半開始10分、立命#13黒田が果敢なプレイによりフリーシュートを決め8‐6にする。
一方、関学は意地を見せ関学#22伊藤のアシストを#88安村が確実なシュートにつなげ9‐6とし関学3点リード。だが、中盤は度重なる両チームのファールやパスミスも目立ち、持ち味をだせず、点に結びつくプレイをすることができずに苦労する。
試合終了2分前、前半から好プレイを繰り広げていた立命#36服部が厳しいディフェンスにつかれつつもゴーリーの意表をつくシュートを放ち10‐7とするが無常にも試合終了のホイッスル。
全体的にファールが多くみられたが、両チームともにゴーリーの好セーブにより、雰囲気を崩すことなく、素晴らしい試合が繰り広げられた。
どんな時も、関学#33岡村を中心に落ち着いたチームプレイを展開した関学が決勝への切符を手にした。決勝でも観客を沸かせるプレイをしてくれることを期待する。
(Report:近畿大学・行光沙織 & 神戸市外国語大学・東原彩)
(Photo:京都産業大学・中村譲)