日時:2004年11月20日(土) 13:30試合開始
場所:宝ヶ池球技場
第15回関西学生ラクロスリーグ戦
男子FINAL3準決勝 関西学院大学(1部2位) vs 龍谷大学(1部3位)
ゲームレポート
降り立つ
昨年の覇者 関西学院大学(以下、KG)
覚悟
今年 過去最高順位まで翔けた龍谷大学(以下、龍大)
昇龍
2チームのリーグ最終戦も同じ対決
結果は7−7の引き分け どうやら決着は今日つけることになっていた
先ほど決勝を決めた女子 供に同じ日 同じ時間にて決勝への鍵と
全日本選手権出場を決めたいKG
龍谷はファイナル3出場だけでは昇りたらずこのまま全日本選手権出場まで昇け上がる
各チームの注目選手を1人挙げることにすれば彼等を選ぶ
関西学院大学−#34 飯田 義隆
KG 攻めの司令塔
突出した身体能力から繰り出される速さ
正確なパス シュート
落ち着いた状況判断
全てにおいてトップクラスのものを持つ
今日の試合は彼にかかる比重は大きなものだ
龍谷大学−#1 藤原 聡
関西選抜にも選ばれているG
極端な話 Gが全てのシュートを止めれば負けることはない…
極論になってしまうが、よく耳にする言葉だ
KGの飛び交うシュートを彼がどこまで止めれるかが勝負の割れ目
さぁ始まる 関西のラクロス
注目のポゼッションを奪ったのは龍大
そこから彼らを襲ったのは、安堵 焦り 緊張
何かはわからない だがファイナル3という舞台で動きが固い龍大
ボールはKGに移ったすえ 開始1分
KG 主将 #6三浦がファーストシュートを打ち込む 1-0
独特のこの雰囲気 緊張から開放されず 解き放つこともできない龍大
そんな中 落ち着き いや貫禄さえ感じさせるKG
やはり多くを経験している4回生が中心になっているチームの強みであろう
龍大が敷いてきたゾーンDFに対しても
#34飯田 #6三浦を中心に破壊の作業にとりかかる
矛となったのは、主将 #6三浦 中央からの左のミドルシュート
龍大#1藤原も止めることができず
1Q #6三浦 3点全ての得点を挙げる 3-0
<2Q>
龍大はゾーンを続行
KGは焦ることなく攻撃を続け
圧倒的なポゼッション時間を誇り再びゾーン破壊に取り掛かる
6人で組織的に動いて攻める
上の3人のなぞる動きから速いパス回し
横からの1on1で下に落としてからの展開
KGは攻め続け #33 藪床がエキストラのチャンスなども逃さず
2得点を連続で挙げ5-0となる
龍大は流れを変えたい そんな時に欲しいのは?
点 1点入れれば何かが変わるはず
選手が死に物狂いで手にいれたがり、ベンチが応援団が望む
そんな中 #3 藤林 邦壮がゴール下の1対1から強固な壁を破り
欲しかった先制点を挙げる 5-1
彼は暴れ ベンチは歓喜し 観客席は沸いた
この後 お互いに点を決めあい 6-2となり
龍大 #2川瀬のファウルを1分間持ち越したままこのQは終了する
<3Q>
互いに休息し話しあうハーフタイムの間
KGにイリーガルクロスのファウルがあり3分間のマンダウンとなる
チャンスが舞い降りる龍大
この日龍大 初のエキストラのチャンスに期待が起こる
だがこのチャンスはミスから相手ボールに変わり1分ほどキープされてしまう
この後 KGがファウルを何度かおかすが
龍大は多くのエキストラのチャンスを一度も物にできないままこのQは終了する
7-2
<4Q>
2004年ファイナル3 最後のQ
双方の気持ちがぶつかり合う
龍大はゴール下からのMFのインバートなど
今日のためにやってきたあらゆる戦術を出す龍大
中頃にゾーンDFを解除しマンツーマンに切り替える
足が吊る選手も何人か出る中戦い続ける選手達
最後の一分一秒まで闘い続けた両者
審判のホイッスルが鳴り響く 終幕
8-4
試合は終わった と同時に
ファイナルの顔ぶれが決まる
京都大学 対 関西学院大学
奇しくも昨年と全く同じシチュエーションで同じ組み合わせとなる
だが去年も書いたとおり
強いほうが勝つ 世の中の勝負事での揺ぎ無い事実なのだ
11月23日 長居球技場にて関西の頂点が決まる
関西学院大学の心は一つ 覚悟