<ゲームレポート>
第16回ラクロス国際親善試合、第二試合は朝から降り続く雨のため、厳しいグラウンドコンディションの中始まった。
関東地区をリードしていくトップ層の選手を集めた「関東選抜」対、カルフォルニア地区などの約10大学から選抜された「米・西海岸大学選抜」の試合。両者とも力は互角で接戦が期待された。
前半開始早々、フェイスオフを取った西海岸大学選抜チームが素早いパスまわしを交えた攻撃でたて続けに素早いシュートを放つが、関東選抜ゴーリー#12松村繁文の好セーブにより得点には結びつかない。そんな中、前半9分に関東選抜#51石川満寿英がミドルシュートを決め日本先制。その1分後にも、西海岸大学選抜チームのファウルにより得たエキストラオフェンスのチャンスを、#39林融が落ち着いて決め2-0とする。負けじと西海岸大学選抜チームも、この日MVPに選ばれる活躍を見せた西海岸大学選抜#4 Nick Stanitz-Harperが16分と19分に確実に得点し同点に追い付き、前半が終了。
後半に入り、雨は一層激しさを増し、両者共滑りやすいグラウンドに苦戦する。惜しい場面は何度もつくる両チームだが、決定的なチャンスを活かせずに得点の入らないまま一進一退の攻防が続いていた。
均衡を崩したのは、またも#4 Nick Stanitz-Harperであった。フィードを受け、この日3得点目となる貴重なゴールを奪った。このまま勢いに乗って攻め続けたい西海岸選抜チームに対し、同点に追いつきたい日本も果敢にゴールを狙う。
試合が動いたのは後半12分。#19 高橋浩平が自らボールを持ち込み右上から華麗なミドルシュートを叩き込み、ゲームを振り出しに戻した。試合も残り5分を切り負けられない西海岸選抜は怒濤の攻撃を繰り広げる。#4 Nick Stanitz-Harperがゴールを奪ったのを皮切りに、#7 KeltenJohnson、#10 Tyler Bueもそれに続いてシュートを決め、そのまま逃げ切り、試合終了となった。
序盤は両者一歩も引かない試合展開であったが、最終的には西海岸大学選抜が意地を見せつける結果となった。
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