日時：2004年11月13日（土）　11:00試合開始
場所：東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場

女子第1回戦第1試合：SCHERZO（西日本リーグ1位） vs MISTRAL（東日本リーグ2位）

ゲームレポート

【前半】 　グラウンドの半分にスタンドの影がのび、強く乾燥した風が吹く肌寒いコンディションの中、第1試合は予定通り11:00に開始された。 　最初のドローを獲ったのはSCHELZOの#51田中千尋シュートまでつながらない。一方MISTRALもアウェイパスでゴール前までつなぐがSCHELZOゴーリー#33米山順子のインターセプトで阻まれる。しかしSCHELZOのクリアーをMISTRALがインターセプト、#9今井幸子のバウンドシュートでMISTRALが先取点を奪う。ドローは獲るもののキャッチミスが目立ちうまくゴール前まで運べないSCHELZOだが#8のゴール前のナイスDFなど攻守が活きて、MISTRALに得点を許さない。開始8分、MISTRAL #12上井華奈から大きくサイドチェンジしゴール前の#18上林梨沙につなぎそのままシュート、MISTRAL 2点目が決まる。2分後にはドローを獲ったMISTRALが#16竹野谷真理から#12上井華奈から#8大谷亜紀子へたった3人で3点目を加える。次のドローはSCHELZOが獲り、ゴール裏からの攻撃を仕掛けるがターンオーバー。ここまで両チームとも転ぶシーンが多く見られる。開始12分、MISTRALがゴール裏からパスを入れるがシュートが外れる、ボールを持ったｍ#18上林梨沙が1on1でシュートを決めて追加点が入る。SCHELZOがタイムアウトを入れる。試合はMISTRALペースになりつつあった。タイムアウト後、お互いゴール前まで運ぶがシュートが決まらない均衡状態であったが、先にゴールを決めたのはMISTRALの#12上井華奈、巧みなスティックワークでDFを抜いての1on1だった。その後、着々と得点を重ねるMISTRAL。あまり人数をかけない攻撃にSCHELZO のDFも困惑していた様子。加えてスピードある1on1にフリースペーストゥゴールの侵害でMISTRALの選手にフリーシュートをさせてしまうことに。前半は8−0で折り返す。 【後半】 　開始2分、SCHELZOの3秒ルールのファールによりMISTRAL#12上井華奈のフリーシュートが決まって後半1点目が入る。次のドローを獲ったMISTRALはゴール前で上手くボールを回し、徐々にSCHELZO のDFを動かす。ゴール裏の#41鈴木直子から#5村上好美へ鋭いアシストが入りゴール、連続得点に成功。SCHELZOの反撃は#51田中千尋の1on1での得点。SCHELZOベンチ大いに盛り上がる。しかしこの後、MISTRALは厳しいライドとダブルディフェンスでSCHELZOに得点を許すことなく、得点を重ねる。大きなサイドチェンジを使いスピードのある1on1、人数をかけない速攻、ゴール前でパスを回してからのカットインシュート。どのシュートもいいコースに決まり、MISTRALの攻撃パターンがピタリとはまった。SCHELZOのDFもファイトで食らいつくが、前半同様ファールをしてしまいフリーシュートを与えることもあり失点するシーンも。気がつけば、MISTRALが後半に10点を決めタイムアップ。 　グラウンドを縦横無尽に駆けるMISTRALの選手が印象に残る試合だった。

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