2003年12月23日(祝火)、晴天。午前より参加各チーム各ブロックにて激戦を繰り広げる。
中でも、最大の注目が集まったのはいずれも優勝候補に挙がる強豪がひしめくDブロックであり、 その激戦区を制したのは”常勝軍団”ブレイブユースと近年躍進すさまじいクラッシャーズであった。 その裏で繰り広げられるCブロック、グラスホッパーズvsサンフラワーズの”因縁の”対決も見逃せなかった。 しばし、戦士の休息の後、決勝トーナメントの火蓋は切っておとされた。 激戦を勝ち上がったクラッシャーズ、決勝での捲土重来を期すサンフラワーズは、早々に準決勝進出を決め、 その他も順当に勝ち上がって行った。 迎えた準決勝。歴史的な両試合とも延長戦というまさに”史闘”となった。 まったくの僅差を制し、勝利の女神に微笑んでもらったのはサンフラワーズ、グラスホッパーズ両チームだった。 この決勝の対戦はくしくも2003年春、Teen’sCup決勝の再現であるという、まさに”因縁の対戦”でもあった。 サンフラワーズが予選でのリベンジをはたすのか?それとも、グラスホッパーズが再三の挑戦を返り討にするのか? 雌雄を決する試合は始まった。 試合開始から両者譲らぬ展開となり、試合終了まで残り3分の時点で、サンフラワーズ1点リードの一進一退の 攻防が続いた。 試合はさらに終盤となり、この日絶好調グラスホッパーズ#35小嶋枝里選手の同点弾が サンフラワーズゴールを襲うと、そのまま勢いに乗じグラスホッパーズ#38野村明日香選手の 決勝ゴールが決まり、勝負あり。 サンフラワーズ#36小嶋のぞみ選手、#45鈴木真梨子選手等の果敢な攻撃も、 ついにはグラスホッパーズゴールを揺らすことなく、再三再四の猛攻をしのぎきり、因縁の対決を制したのは グラスホッパーズだった。 近年まれに見る好試合が多かった今大会だが、参加選手達はまだまだラクロスを始めたばかり。 4年後、5年後の活躍を期待したい。 (Report:日本ラクロス協会普及部・當眞憲人) |