日時:2003年8月23日(土) 10:00 Drow
会場:大井埠頭公園第二球技場
スコア 前半 後半 合計駒澤大学 4 2 6川村学園女子大学 4 7 11
得点者:
駒澤大学 川村学園女子大学 #12 川本優子 (2) #8 竹内裕美 (5) #5 阿部葵 (1) #10 小原佐智代(5) #6 金可奈子 (1) #2 山田愛美 (1) #7 柳沢美佳 (1) - #9 井上秀蘭 (1) - - - <ゲームレポート>
冷夏が叫ばれていた今年の夏。久しぶりに夏と呼べる日が戻ってきた。そんな日の第一試合は、駒澤大学対、川村学園女子大学。この快晴の日に、ここ大井第二球技場に勝利の風を吹かせるのはどちらなのか。
試合開始。まずドローを制したのは駒沢大学。しかし、両者緊張からか、なかなかパスがうまく繋がらない。ゴール前まで持っていく場面が何度かあったが、得点できない。そんな中前半6分27秒、最初にゴールネットを揺らしたのは川村学園女子大学#10小原佐智代選手。試合開始を告げるように、鋭いシュートを決めた。続けて前半8分36秒、またもや#10小原選手が得点。川村学園女子大学が、ペースをつかみ始めたかのように見えた。しかしここで、駒澤大学#12川本優子選手が、ひとりで持ち込んで得点。1点を返す。そして駒澤大学#6金可奈子選手が得点。2−2とする。ここで川村学園女子大学のタイムアウト。試合再開後、川村学園女子大学#8竹内裕美選手が得点。すると駒沢大学#5阿部葵選手がきっちり得点。両者、競り合いが続く。ドローからの速攻で、駒澤大学#12川本選手が得点。初めてのリードを奪う。ここで残り4分。駒澤大学が有利な状況のままかと見えたが、前半を同点で折り返したい川村学園女子大学、前半も残り30秒となったところで、#8竹内選手が得点。4−4と試合を振り出しに戻し、前半を終える。
先制し、後半のリズムをつかみたい両者。最初に得点したのは、川村学園女子大学#8竹内選手。続けて3分後、駒澤大学のデンジャラスチェックにより、またもや#8竹内選手のフリーシュート。ここは手堅く得点、6−4。しかし駒澤大学も黙ってはいない。後半8分42秒、#9井上秀蘭選手が得点。1点を返す。一方、段々とクリアが成功し始めた川村学園女子大学。ゴーリーから#8竹内選手、#10小原選手とつなぎ、得点。7−5とする。流れを変えたい駒澤大学、タイムアウトを取る。試合再開後、気持ちを切り換え、ドローは駒沢が制す場面が多くなってきたものの、川村学園女子大学#2山田愛美選手が、フリーの状態でパスをもらい、そのまま得点。これで火がついたのか、#10小原選手が連続して2得点。一気に10−5とつきはなす。ここは何としても得点したい駒澤大学。シュートを無理な体勢で放つが、セーブされる。はたまた、川村学園女子大学#8竹内選手がDFをかわし、落ち着いて得点。このまま試合が終わるかと思えたが、残り30秒、駒沢大学#7柳沢美佳選手が執念で得点するがここで試合終了。11−6で川村学園女子大学がこの試合を制した。今回の試合では点の取り合いとなり、後半に足を動かし自分たちのリズムをつかんだ川村学園女子大学が勝利した。両者とも次の試合での健闘を祈っている。
駒澤大学主将のコメント;相手のスカウティングができず、戦術を十分練れなかった。また、今日の暑さで後半まで体力がもたなかった。次は頑張りたい。
川村学園女子大学主将のコメント;スカウティングをし、しっかりと対策して臨めた。今年は3部昇格を目指しており、その気持ちが負けを許さなかった。前半は同点で焦りがあったが、後半いつものプレーができたことが勝因だと思う。
Text:広報委員会メディア班 森奈津(立教大学)