<前半>
まだ暑い8月の夕方、東京理科大学(以下、理科大)対日本女子大学(以下、本女)の試合が始まった。両チームパスを回して得点のチャンスを狙うが、惜しいところでパスをミスし相手ボールのなる、の繰り返しでなかなか先制点を挙げられない。前半7分、先にゴールを決めたのは理科大である。本女のクリアーでのパスミスを拾った#4後藤選手がシュートを決めた。その後も理科大は長いパスでつなげて速攻。相手のディフェンダーが戻りきらないうちにゴール前にパスが回り、#4後藤選手が連続ゴールを決める。ここで本女はタイムアウトをとる。このタイムアウトが効いたのかその後序々に本女がボール支配してセットオフェンスする時間が長くなり、本女ペースの攻めが展開される。前半15分、理科大のデンジャラスチェックによる本女#71藤本選手のフリーシュートが決まり本女が1点を返す。続いて、ドローをとった本女がゴール前にカットインした#00土井選手にパスがつなげ、シュートが決まる。さらに、前半20分に本女#2大山選手がディフェンダーをかわしながら、ゴールに突き刺さるような長めのシュートを鮮やかに決めて本女が逆点した。理科大も負けじと、前半終了間際に#84土田選手がシュートを撃って1点を返し、3対3の同点で前半を折り返した。
<後半>
始めのドローを本女が捕り、両チームミディーの速いパス回しでの速攻が続く。後半7分、理科大のパスミスでターンオーバーかと思われたが理科大が拾い、不意をつかれた本女ゴールに理科大#00西野選手がシュートを入れる。後半12分に理科大#44間宮選手がシュートを決め、その2分後にも理科大間宮選手はゴール裏からディフェンダーをかわしながら、回りこんでのシュートを決め、一気に理科大が3点リードした。本女も何とか点差を縮めようとするも理科大のナイスディフェンスに阻止されてしまう。そろそろ焦りが見えてくる後半4分、時間が気になる本女はクリアから速いパス回しで一気にゴール前まで運び、#00土井選手がやっと1点を返す。この得点で盛り上がる本女はその後もボールに喰らいつき、ドローを捕ってシュートを撃つがボールダウン。このダウンボールにも本女は素早く反応し、拾った#13菊池選手がロングシュートを決め本女応援席も盛り上がったが、理科大のファールにより、ノーゴール。菊池選手にフリーシュートのチャンスが与えられたが、ものにできずそのまま6対4で理科大の勝利が決定した。
HOME主将から一言:みんな諦めないで最後まで戦ってくれたから勝てたと思います。
AWAY主将から一言:全力を出し切れなかったと思います。 |