この対戦カードでの試合は、今シーズンで3度目になる。チャンピオンリーグAブロックでは、10-2でSibyllaの勝利。チャンピオンリーグ決勝リーグでは、7-6でMISTRALの勝利。どちらが勝ってもおかしくない試合である。
《前半》
試合開始のドローはMISTRALが取り、30秒も経たないうちにシュートを打つが決まらず。その1分後、Sibyllaがクリアーからパスをつないでシュートに持っていくが、これも決まらず。しかし、Sibyllaがそのままボールを所持し、フリーシュートのチャンスを得る。せっかくのシュートチャンスだが、MISTRALゴーリーのナイスセーブに阻まれる。その後もパス回しからシュートに持っていくが、今度はMISTRALディフェンスにシャットされてしまう。MISTRALの堅い守りになかなかシュートを打てない所に、Sibylla#1小島麻紗子が1対1で切り込み、ギリギリのコースに先取点を決めた。
Sibyllaはその後のドローを取り、ペースをつかんだかに見えたが、MISTRALのプレッシャーからか、ボールを落とし、ダウンボールをMISTRALに奪われ、1対1でシュートを打たれる。このシュートは決まらなかったが、直後に#50成田真美子がフリーシュートを決め、同点となる。
またしてもSibyllaがドローを取り、スピードのあるパスでつなぎ、#12上井華奈がゴール裏からの1対1でシュートを決める。Sibylla、MISTRAL共にディフェンスが堅く、ボールマンには必ず2人以上のディフェンスが付く。1対1以上でディフェンスを崩していくのは難しいことだが、上井選手はスティックワーク、身のこなし共に素晴らしい。
またもやSibyllaがドローを取り、今度はゴール直前へのパスでシュートを打っていくが、MISTRALゴーリーがシュート5本、フリーシュート3本の全てを止めた。5分以上もSibyllaのポゼッションが続いたが、MISTRALがボールを得ると、そのままシュートへ。残念ながら、これは決まらなかったが、直後に#17長岡良江が決め、2-2の同点となる。長岡選手は前々回のU-19世界大会でキャプテンを務めている。Teen's出身選手の成長の過程を見るのも、また楽しいものである。
その後もSibyllaがドローを取り、1対1、フリーシュートなどでシュートを打つがなかなか決まらない。先程と同じパターンで、MISTRALがボールを運び、1対1でシュートを狙うが、決まらず。しかし、1秒後、#9今井幸子が1対1でシュートを決める。
前半残り2分少々の所でタイムアウト。今度はMISTRALがドローを取り、MISTRALの流れのまま前半は終了した。
《後半》
2回の再ドローの後、スローからの開始となる。Sibyllaが取り、そのまま勢いに乗って#14亀岡真美がアンダーでシュートを決める。
MISTRALも負けじとドローを取り、パスを回していき、#9今井幸子が#6村上好美のゴール前のカットに合わせてアシストし、リバースでシュートが決まった。今回の試合では、両チームとも、決まらなかったシュートも含め、ウイークサイドから打たれるものが多かった。それだけディフェンスがきつく、クロスを持ち替えるより先に、一瞬のチャンスも逃さずにシュートを打ったということになる。
ドローはSibyllaが取るも、パスミスがあり、MISTRALにシュートを打たれる。MISTRALも狙っていくがなかなか決まらない。Sibyllaはいろいろな角度からのチェックをしてボールを自分のものにし、どんどんシュートを打っていくも、なかなか決まらない状態が続いたが、ちょうどSibyllaのベンチ前でアウトオブバウンズのボールをもらうことになり、#38田島理絵がそのまま一人で持ち込んで同点シュートを決めた。
またもSibyllaがドローを取り、シュートを打っていくが、MISTRALのゴーリーに阻まれる。後半が13分経過した頃からMISTRALが5分くらいボールを所持していたが、パスミスからターンオーバーに。それからターンオーバーとシュートが繰り返され、苦しい試合となる。MISTRALのディフェンスはより一層タイトになり、くずすのが難しくなった所に、一瞬の隙をついてSibylla#12上井華奈が勝ち越しの1点を決めた。
残り4分36秒。ここでMISTRALのタイムアウト。ドローはMISTRALが取ったが、SibyllaのチェックとMISTRALのインターセプトとでターンオーバーが続く。残り1分30秒ほどになった時、MISTRALが攻めている状況でアクシデントが起こり、試合が一時中断される。予期せぬ状況の中、MISTRALは集中力を保ち、落ち着いてシュートを決めることができるか。
結局、スローから試合が開始され、MISTRALが取り、シュートを打っていくが、ゴールを外れる。その後も短い時間ながらもターンオーバーが続き、両チーム共にチャンスを作れないまま試合終了となった。
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