<ワールドカップ通信1998>
日本ラクロスの父達が勢ぞろい!!
番外編Vol.3(1998.7.18掲載)
text by 早川靖彦*本日のPrince瀬田(7月16日編)
・首に巻いているやつについて:
「今、人に言っちゃうと効果が・・なんで・・。」(Prince)
「なんだそれっ!?ほんとは何でもない唯のオシャレじゃないのお!?」
(AT村松・銀行員)
んっ? 怪我か?いえいえ、関西の皆さん、
Princeはなんと足に巻いてました。
あの国際親善試合大阪大会時のメッセージ入りハチマキ(?)です。2年前、U−19大会での試合前、「君が代」斉唱時に左手を右胸に
あてながら歌ってしまったPrince。
右足に巻いた意味は? と聞くのはやめました。*あの、ノリオ・エンドー氏、BobScott氏、RossJones氏が
日本の応援&祝勝に駆けつけてくださる!!
左から
Scott氏:当時JHU体育会長、
エンドー氏:1986年当時日本在住、JHU国際交流担当、
Jones氏:当時JHU副学長、我らがMr.Hiroshi Kimura。代表選手とJones氏ら
浮かれているわけではない。
さすがに代表選手達も名前くらいは知っていて、
今日以外、会場にいらっしゃらないので記念撮影。1986年我々にラクロスを教えるのみならず、青年時の国際交重要性、アマチュア精神、
ボランティア精神の重要性を含めたLacrosse Spiritを体現、そして伝え
てくださった、日本ラクロスの生みの親。
「(スポーツにとっても)重要なのはその精神だ。規模ではない。」
(ノリオ・エンドー氏)
12年前と変わらぬ姿勢だ。耳が痛い(?)部分も・・・。
「たった12年でこんなに普及し、なんと(日本の)W杯での初勝利に同席できるなんて、
信じられない!もちろん勝敗は重要ですが、日本人の良さをアピールできること、
他の国の良さを理解できることのために、これほどの機会はお互いに無いでしょう。
ビジネスの世界では得られない機会だからです。」(Ross Jones氏)幾多の海外遠征に同行してきて、滞在中は外国を無条件に尊敬し「日本はやっぱだめだな」
とか言いつつ、帰国便に乗った瞬間に”ディズニーランドの思い出”みたいにしてしまう
選手達をたくさん見てきて、諦めかかっていたところの、一言だった。「今日のゲーム、まずはディフェンス。ディフェンスはロープのように繋がっていなければ
いけないんだ。・・・・・・」(Bob Scott氏)彼も変わらない。左手をバスガイドさんのように使いながら話すのも、頭をユリカゴのよう
に揺らし目線を変えるのも、全部変わっていない。いくつになってもコーチであり続ける。代表選手の中にも、皆さんの中にも、「なに言ってんだ!?」と思う人も多いに違いない。
それは当たり前のことで何の問題も無い。
強いて言えばDNAの問題なので皆さんに責任は無い。
しかし、今の日本ラクロスを維持発展させている中心人物はこのメンタリティーと精神で、
役目を継続している。
ただ、それだけ。あいまいな根拠で、歴史(思い出)だけに甘んじること。
根っこの精神を持たず変えること。
これらは排除しよう、とあらためて思った。
Copyright(C)@Japan Lacrosse Association1998.7.18