2024年10月25日(金)

スコアレポート 慶應義塾大学vs一橋大学

国内行事

学生地区リーグ戦

関東地区

スコアレポート 慶應義塾大学vs一橋大学

■大会名:渡辺パイプpresents第36回関東学生リーグ戦

■日程:2024年10月20日(日)

■場所:大井ホッケー競技場メインピッチ

【スコア】

大学名 1Q 2Q 3Q 4Q
慶應義塾大学 1 1 1 0 3
一橋大学 0 1 0 0 1

【得点者】

慶應義塾大学 一橋大学
得点者 点数 得点者 点数
#7 田代 豪 2 #9 森 喜洋 1
#3 藤岡 凛大 1    

【レビュー】

1Q
日が暮れ冷え込みも強まるなかで始まったこの試合、最初のフェイスオフはグラウンドボールの末に一橋大学(以下一橋)がポゼッションを獲得するも、#11町田颯太が裏からまくって放ったこの試合のファーストシュートは慶應義塾大学(以下慶應)#2浜地航太郎に阻まれる。するとその直後の慶應のセットオフェンス、裏でボールを持った#3藤岡凛大が左上がりから持ち替えて右手でシュートを叩き込み、開始3分で慶應がエースの得点で先制に成功する。同点ゴールを狙う一橋は、慶應の立て続けのファールにより三度のエキストラマンオフェンスのチャンスを得るも、慶應#2浜地航太郎の再三のセーブもあり、これを決めきれず、慶應が1点をリードしてこのクォーターを終える。

2Q
開始早々、一橋#39吉原虹弥がフェイスオフからブレイクを作りショットに持ち込むも慶應#2が立ちはだかる。ここで一橋のファールによりエキストラマンオフェンスの機会を得た慶應は、その解除際にハングマンから#7田代豪が2人を千切ってシュートをゴールに流し込み、開始2分で2-0とリードを広げる。その後は一進一退の攻防が続くも#2戸丸光のスーパーセーブも飛び出し徐々に一橋がペースを握っていく。すると8分、左横#3加納裕基のパスを受けた#9森喜洋が左上から豪快に右スタンディングシュートを叩き込み、ビハインドを1点に縮める。続くフェイスオフでもポゼッションを獲得した一橋は更に猛攻を続け、13分にはゴール付近でこぼれ球を拾った#11町田颯太が入り込みジャンプシュートでゴールネットを揺らすも、クリースバイオレーションによりスコアとはならない。一橋が攻勢をかけるも決めきれない展開の中、2-1と慶應1点リードで前半を終える。

3Q
ハーフタイムのスティックチェックで慶應のクロスがイリーガルと判定され、いきなり慶應は3分間1人少ない状況でのプレーを強いられる。このチャンスを活かしたい一橋は#8福島多朗.#9森喜洋.#49野崎圭祐が立て続きにシュートを放つもこれを決めきれない。マンダウン解除後も変わらず一橋ペースが続くも、#2浜地航太郎を中心とした慶應ディフェンス陣がこれを守り抜く。残り5分でようやくオフェンス機会を獲得した慶應がここで攻勢を強めるなか、一橋のクロスチェッキングの反則によりエキストラマンオフェンスの機会を得る。チャンスを得た慶應は14分、#9落合優梛から#51石村嶺へのフィードは流れるも、こぼれを拾った#7田代豪が左横からこの日2点目となる左ランニングシュートを沈め、ピンチを耐え抜いた慶應が3-1とリードを広げてこのクォーターを終える。

4Q
開始直後のフェイスオフでポゼッションを獲得した慶應の攻撃を凌いだ一橋は、10分弱に渡り攻勢を強め、オフェンス陣が続けざまに強烈なショットを放つ。
9分には#49野崎圭祐のパスを受けた#3加納裕基が至近距離からショットを放つも慶應#2浜地航太郎がスーパーセーブを見せる。この日大活躍の守護神は一橋オフェンス陣の前にここでも立ちはだかり、追加点を許さない。残り時間5分のところで慶應がポゼッションを獲得すると、残り時間を使いボールをキープしたい慶應と、落としに行くしかない一橋の激しいディフェンスとの攻防が続く。慶應オフェンス陣がボールキープを続け、試合終了間際には#3藤岡凛大がプレッシャーを振り切って無人のゴールにボールを流し込むも、スティックチェックの結果この得点は取り消しとなる。ポゼッションを得た一橋は最後の望みをかけて前線に長いボールを放り込むも、直後に試合終了のホイッスルが鳴り響いた。慶應が3-1で勝利し、明治学院大学との決勝へと2年ぶりに駒を進めることとなった。

執筆:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会 

赤坂晃太朗、川中康太朗

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